冷泉荘屋上で育てたイネで、しめ飾り!

冷泉荘の屋上ではじまった、ペットボトルで屋上稲作プロジェクト「たのしイネ」!

たのしイネ:https://www.facebook.com/tanoshiine/

都会ビルの屋上を舞台に、ペットボトルで一粒の種もみから収穫、お米を食べるまでを体験する取り組みで、まちなかで農や食と出会うプロジェクト「たのしイネ」。種まきから苗をペットボトルに田植え、穂が出来て、10月21日(土)に稲刈りをして、11月18日に脱穀・籾摺り・精米をして収穫祭をして、冷泉荘でとれた新米を堪能しました。

今回は、講師を平尾先生からたのしイネスタッフメンバーの認定NPO法人エコけん・矢野真佐美さんにバトンをわたして、収穫のおわったIR58の稲わらをつかってしめ飾りつくり

ここ数十年で激増する廃棄ごみや、3R(リデュース・リユース・リサイクル)、ペットボトルにまつわるお話などエコ学習・レクチャーをきいてテンションを高めてからしめ飾り。かつては自然のサイクルでゴミが出ない暮らしでしたが都会を中心にゴミの回収がはじまり、現在にいたる。。。現代では、処理やリサイクルなど廃棄までや廃棄後のルートも複数あり、いろいろな情報の中から自分で「選ぶ」ことが重要な時代。ぼくも冷泉荘のかつての住居時代に溜め込まれた廃材家財を楽器にすることではじまった廃材楽器のプロジェクト「サウンドリノベーション」をじわ〜〜〜っと活動しておりますが、廃材も見方をかえることでその価値感もかわります。まずは捨てる、という前に1クッションもっとハッピーなことにつながる方法はないかと考えるのが重要でたのしくってクリエイティブだなぁと、矢野さんのお話を聞きながら考えておりました。

稲わら、農家さんですと収穫後は細かく刻んで田んぼに返して翌年の水田へと活かすのですが、ペットボトル稲ですとなかなか難しい。ということで、たのしイネでは廃材利用の一貫として、しめ飾りづくりに。今年で7年目のたのしイネですが、わらを編んで縄にするのははじめてだったようで、コツをつかむまで何度も教わりながらの縄づくり。

12ずつ(12ヶ月にちなんでの本数)のわら束を3つ作って、1つは細めのわらを集めた束でまとめて、残りの2束もひとくくりにしばっておきます。まずはわらを柔らかくするために木槌でとんとんわらを叩いて繊維をくだいてやわらかくします。そのあと、細めのわらではない2束を手にもって、くるくるくる〜〜っとそれぞれの束を手のひらで回転させてから、回転させた方向と逆になるようにぎゅっと交差させて編んでいきます。わら束の回転向きと、編む方向の回転向きが逆になることで、摩擦によってほどけなくなります。これが一連の動作でできてしまう。。。縄がこのように作られていたのをしらず、びっくり!鉄腕ダッシュでもTOKIOメンバーが縄を編んでいる場面をみたことありますが、実際にやってみるとなかなかコツをつかむまでが難しく。。。でもできるようになると、もっともっと長い縄も編んでみたい。。。

縄になったわらは、たまねぎネットにわらをつめた特製スポンジでごしごしこすると、表面のささくれが取れてテカりがでてきれいに!それをぐるっと丸めて結束バンドで固定。あとは松ぼっくりや矢野さん特製の超美しい鶴、福岡教育大学にて平尾先生が栽培されていた「神力」という稲穂などをとりつけて、水引をそれぞれの形につくって特製しめ飾りの完成!

わら束で作った即席ほうきで掃除をして、みんなで記念撮影して。。。

今年の「たのしイネseason2」はこれにて終了!

非常に学びの多い貴重な会でした。

(写真は平尾先生のFacebookからお借りいたしました。。。ので、平尾先生うつってなくてすみません!)

冷泉荘屋上のイネで作ったしめ飾りで、2018年新春をむかえたいと思います。

みなさま来年も冷泉荘をよろしくお願いいたします!

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