たのしイネ収穫祭!冷泉荘うまれの新米!

冷泉荘の屋上ではじまった、ペットボトルで屋上稲作プロジェクト「たのしイネ」!

たのしイネ:https://www.facebook.com/tanoshiine/

都会ビルの屋上を舞台に、ペットボトルで一粒の種もみから収穫、お米を食べるまでを体験する取り組みで、まちなかで農や食と出会うプロジェクト「たのしイネ」。種まきから苗をペットボトルに田植え、穂が出来て、10月21日(土)に稲刈りをして、、、あとは干して脱穀・籾摺り・精米を待つだけ。。。

と思っておりましたが、翌日の10月22日の台風、直撃ではなく遠かったのですがかなりの暴風!

心配はしておりましたが、、、

こ、小屋が!!!!!

周囲には飛散しないようかなりあちこちにワイヤーを張り巡らせていたこともあり、冷泉荘屋上外に小屋の部材やイネが飛んでいくことはありませんでしたが、本当にすごい暴風でした。

屋上には、どこかから飛んできた蛍光灯のカバーらしき破片が散らばり、冷泉荘前には120cm x 90cmほどのホワイトボードがどこかから降ってくるほどの暴風(これほんと超危なかった。。。監視カメラで確認すると、落下地点のすぐ2mとなりには車もあって、、、落下被害なくてよかったです。どこから飛んできたのでしょうか。。。)。

ですが、めげずに暴風を耐えたもうひとつのネット小屋にイネを移動させて、もう少し干します。

立て続けにすぐ台風が到来しましたが、その前になんとかおおよそ乾いたので、室内でしばらく部屋干し。

そして、無事に収穫の時をむかえました!

11月18日(土)に収穫祭を実施して、イネを脱穀・籾摺り・精米してそのまま炊いてたべちゃう「イネの活き造り」や、いっしょに育てていたもち米(ヒヨクモチ)でつくったおはぎをたべます。

手作り製品という最小サイズの脱穀機で脱穀!籾摺りを機械で2回して、回転式の精米機で精米。

たのしイネ史上最高の収穫とのことで、たくさんあるのでみんなでどんどん脱穀脱穀!

脱穀機の面白いのは、この後ろ側。

軽いものは実りきっていないため、風でとばされてしまい、重いものはコロリと手前に落ちていくそうです。

その境界線で、ギリギリのところで頑張っているものも!ここが運命の分かれ道。三途の川の手前とのこと。。。

ああ〜がんばれーー!

今回はIR58というインディカ米もたくさん育てました。(みんなカレー大好き)

インディカ米、脱穀すると本当に細長い!スタイルいい!

持ち寄り味噌汁を作りつつ、炊き上がったもち米でおはぎを作って、かみさまに収穫を報告し感謝してからみんなでもちよりおかずと、炊きたてのたのしイネブレンド米を!ミツコシヒカリ、タンタンコシヒカリ、ハッピーヒルの、冷泉荘屋上で育てた特製ブレンド米です。ミツコシヒカリは、三越で買ったおせちなどの飾りの稲穂のお米を芽出しした謎のお米、、、たぶんコシヒカリ系とのことで、ミツコシヒカリと命名。タンタンコシヒカリはペットボトル稲用に開発された背の低めなコシヒカリ、ハッピーヒルは自然農法界のスーパースターである福岡正信さんが育成した多収米。ほんと、びっくりするくらいモリモリ実った稲穂でした。

冷泉荘のお米、むちむちっとした食感で、うまい!

インディカ米IR58は精米が今回準備した機械では対応しきれないとのことで、あらためて後日のおたのしみに。

今回の冷泉荘屋上では、たのしイネブレンド米が1升、もち米が1合、インディカ米IR58が1升と過去のたのし稲イネ史上の大収穫とのこと。

(これまでは0.8升くらいだったとのこと)

天神パークビル屋上での実践では、スズメ被害が難しかったようですが、冷泉荘屋上では常にカラスが見張っている状況で(そのぶんちょいちょいイタズラはされておりましたが)、スズメの被害が全くなかったこと、日当たりなど条件もよかったことが大きいようです。

さて、食後はお勉強の時間。

たのしイネ 科学の時間「第伍話 見知らぬ、天井」

エヴァ!!!!!

冷泉荘屋上は、断熱材がないため5階は非常に夏暑く、ペットボトル稲で断熱材の代わりができないかと温度計を設置して温度を測定しておりました。その結果発表。。。!結果はいかに!

たのしイネで田植えをしたあとに豊作祈願にみんなで櫛田神社にいったときに実はケンコバさん来ててテレビに平尾先生がセンターに映っていたという話からはじまって。。。笑

(平尾先生のプレゼンもんのすごい面白い)

イネのあるなし、など2部屋合計10箇所に設置した温度計、1.5時間おきに1日16回測定して、各センサー1,762点の観測結果があきらかに。。。!全部だと大変なので、最高気温48度であった一番の猛暑日と、残暑厳しい9月の2日間で測定結果をみせていただきました。

総合すると、ペットボトル稲のあるバットでは通常の何もない天井よりも最大でおよそ7度ほど温度が低く!苗だけ(ほとんど水だけ)のバットでは稲のない天井の温度と2〜3度程度の差です。ということは、稲の蒸散効果による温度低下が大きいということが明らかに。

今回の実験では部屋の1/4に満たない範囲でしか稲がありませんでしたが、設置範囲を広げることでかなりの猛暑日の温度低下が期待できそうです。稲、すごい。

お勉強のあとは、おはぎを食べてエネルギー補給をしてから、たのしイネのみんなで作ったカルタ大会!

優勝賞品のおはぎもういっこおかわりをかけて、みんなでたたかいます!

カルタの内容は、たのしイネやイネにまつわる話題。

なんと、福岡正信さんの札も!

次回のたのしイネは、収穫の終わった冷泉荘の穂をつかって、しめ縄飾りづくりの予定。

また冷泉荘のウェブサイト、イベント情報にて募集があるかと思いますのでご参加希望の方は情報をおまちくださいませ。

さてさて、今年収穫したお米、実はまだ残っています。特にインディカ米IR58はまた今度にお楽しみなので、こちらもたべる機会を改めて作る予定です(しめ縄づくりとはまた別の機会です)。

冷泉荘でとれたお米を食べてみたい、という方は機会をお待ちくださいませ〜

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