アジア美術トリエンナーレ

今日も寒かったですね。昨日まで2日間、長浜の海辺で朝から晩まで冷やされたのに体調ひとつ壊さない私。生まれ育った田川は盆地なので、冷え込み方がこんなものではありません。つくづく田舎で生まれてよかったと感じます。
さて、今日も色々な方が来荘しました。
ブックオカ共催企画「冷泉荘に本人間現る」のイラストを描いていただいたoshowさんも雨の中来荘しました。
もうカレンダーができたそうです。
1116
ぼわ~んとした感じが、冷泉荘の雰囲気に良く合います。
欲しい方は冷泉荘まで。
更に12月1日からoshowさんが中心となり、古いもの市でお世話になったcoさんで展示会を行うみたいです。
是非行かなくては。場所はあさだ荘です。

さてさて、あっという間に終盤を迎えた第四回福岡アジア美術トリエンナーレ。実は私、まだアジア美術館会場に行っていませんでした。
アジア美術館の嬉しいところは20時まで開いていること。何とか18時半には飛び込めました。
111604
過去のトリエンナーレも、間接的に関わったりと親しみのある催しです。
現代社会に対してそれぞれの切り口で訴えかけるアート、今回のトリエンナーレもとても楽しみにしていました。
受付で入場料を払い・・・え、千円!こんなに安いのですね!!
「このアジア美術館から歩いて5分ほどのところに冷泉荘会場がありまして・・・」このように説明していただいていたのですね。
ありがとうございます。
千円ならあまり期待できないのかな(失礼ですが・・・)とか勝手に考えながら入場してみると・・・
とても感動しました。今までのトリエンナーレの中で一番ストレートに伝わってきた気がします。
今回のアジア美術トリエンナーレは「共再生」をテーマに掲げています。
そのテーマは、現代社会に最も必要なことではないかと、個人的には考えています。
どれも感動したのですが、私が一番長く居座ったのが「ツァイ・グォチャン」
そう、北京オリンピック開会式で花火を使ったパフォーマンスを行ったあの方です。
私は広島で黒い花火を打ち上げたときから、とても衝撃を受けて注目をしています。
過去のプロジェクト映像も流れていました。
賛否両論あるかとは思いますが、現代社会の若者たちには伝わる手法かと思います。

とにかく一つ一つの作品がわかりやすい。
そもそもアジア美術はなんだかよくわからないという先入観があったのですが、勉強不足でした。

更にもうひとつだけ。
ジュン・グエン=ハツシバ。
自身が世界各都市を走り、その映像と走った経路をGPSで地図上に表した作品です。なぜ走るのか。ひとは狩や競争や逃亡と様々な目的で走ってきました。走ることは呼吸や体力、精神力の組みあわせで、より長く遠く走るほどに苦しくなります。
様々な捉え方がある作品ですが、彼は生きるか死ぬかをかけて、生きる為に走るしかなかった難民たちの思いを理解し伝えるための作品なのです。
そういえば間かんぺいさんも、同様の感動を与えてくれます。

いや~アジア美術って奥が深くて面白い。
111602
そうこうしている間に、閉館のアナウンスが・・・。
111603
これはもう一日行かないといけません。

まだ行かれていない方、絶対行くべきです。
現代社会に生きる自分が、これから何をすべきか。とても考えさせられます。
トリエンナーレは今月23日まで!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする