虹が連れてきたかのように、冷泉荘の入居申し込みがどどっときています。
9月にはいったものの、まだまだ暑い日が続き、まだまだ夏を満喫したい管理人2号杉山です。
糸島ではサンセット・ライブが開催されて、夏最後の打ち上げとしてのイベントが行われておりますが、まだまだ夏の盛り上がりを抑えることはできなそうですね。
冷泉荘では天気のよい朝には軽く水をまいております。打ち水効果もそうですが、それ以上にぼくが水をまく理由は、「虹」です。手首のスナップをきかせて、さささっと細かい水を散らすようにすると、すぐに小さな虹が現れます。規模が小さいので、虹の橋というよりは、虹の雲がポっと現れたように感じます。これがすごく好きなんです。オラファー・エリアソンというアーティストはさまざまな形・手法で虹を生み出す作品を作っていますが、その世界にほんの少しだけ近づく、ちょっぴりステキな朝の時間です。
さて、虹をみたあとで、ふと蟲師の「雨がくる虹がたつ」を思い出した。アニメでしか観ていないけれど、どこか神話的で(「虹蛇」が出てくるところや、親を乗り越えんとする神話的な構造)好きなお話です。そして、粒子の塊のような虹の表現が美しい。こういう場で勧めるべきものではないけれど、YouTubeで「蟲師 7」や「mushishi 7」で検索するとみれます。
オラファーの作品では、虹の色の中に迷い込んだような体験ができる作品があります。東京の原美術館では、そちらがメインビジュアルに使われていました。実際、虹の浮かんだ霧のなかに入り込むと、ほんのすこしだけ、虹に入ったような感覚になりました。他にも、虹のように色のスペクトルが浮かび上がるものではなく、むしろすべてがモノクロに見える空間もあり、虹を失ったときのような感覚を得られる作品となっていました。
虹。
ミストで、涼しさを提供する装置がVIVREなどにありますが、あの霧も、ときによっては虹が見えたりするのかな。
(管理人2号 杉山)