社会問題を考えるとき、「悪者」探しをしようとしても、なかなか上手くいきません。ほとんどの場合、人々は考えうる選択肢の中から最善のものを選んでいるからです。にもかかわらず、そんな理性的なスタンスが、結果として社会的な暴力を生み出してしまう。
この矛盾した理性のメカニズムを、古賀徹先生のお話から徹底的に考えることが今回の講演会のテーマです。いじめ、集団自決、ハンセン病の強制収容、水俣そして原発。これら「理性の限界事例」を、なお理性によって捉え直すとき、人と社会に開かれる可能性を、とは?
みなさまのお越しをお待ちしております!!
「今なぜ哲学的に考えるのか~社会問題へのアプローチ」
□講師:古賀徹(九州大学芸術工学研究院准教授 哲学)
□日時:2014年3月8日(土)15:00~17:00
□会場:冷泉荘B棟1階 2コ1多目的スペース [福岡市博多区上川端町9-35]
(アクセスはこちら → https://www.reizensou.com/access/)
□定員:30名(定員に達し次第締切)
□参加費:無料(事前予約制)
□申込方法:件名「哲学講演会」にて、donnerlemot@gmail.comまで、お名前・連絡先を明記の上、ご連絡ください。
イベント詳細はNPO法人ドネルモのページをご覧ください。
http://donnerlemot.com/2014/02/09001031.html
【問合せ先】◆NPO法人ドネルモ(宮田)
◆Tel: 092-409-5762
◆Mail:donnerlemot@gmail.com
主催:九州大学古賀研究室
運営協力:NPO法人ドネルモ
【講師:古賀徹】
九州大学芸術工学研究院准教授。1967年熊本県生まれ。北海道大学文学研究科博士課程単位取得 博士(文学)。専攻は哲学。2000年から2001年、ドイツ・フランクフルト大学にて在外研究。主著『超越論的虚構-社会理論と現象学』(情況出版)。日本哲学界の西洋中心主義、植民地性を批判、理性や日本社会の病理を徹底思考する稀有の哲学者。