今年は冷泉荘築60年!ということで、年に1〜2回開催している冷泉荘全体のオープンアパートイベント「れいぜん荘ピクニック」を拡大して、10月20日・21日(土日)の2日間+20日に夜祭もありとちょっぴり豪華に開催いたしました。今回も、たいくさんの作家さんやお店があつまる手作りマーケット「あおぞら市」も同時開催で、冷泉公園でのオクトーバーフェストもあいまってトータル約450名の来場者と賑わいました!
今回も写真たっぷりで、管理人とまわるツアー的にぐるっとダイジェスト的にふりかえります。
冷泉荘前には、インフォメーションと、あおぞら市の会場となっており、コーヒーや九州のおいしい食べ物などが販売されております。
今回、インフォメーションでは冷泉荘築60年記念グッズ「オリジナルスリッパ&湯浴みタオル」セットや、冷泉荘の入居者さんからデザイン募集した缶バッチ第4弾など販売。
管理人ツアー、一番多い人数のときは釜山からアート村「totatoga(トタトガ)」に住んでいるみなさんが韓国と福岡をアートでつなぐ「WATAGATA(ワタガタ、行ったり来たりの意)」のツアーで冷泉荘に立ち寄って、管理人ツアーにたっぷり同行いただきました〜!
管理人ツアーは、A棟からはいって、屋上をとおってぐるっとB棟をおりてくる一周ツアーで、オープンしているお部屋にはどんどんはいっていく約60分のたっぷり濃厚ツアーです。裏庭にいきなり行って冷泉荘の補修した外壁をみながら(写真は撮り忘れてしまいました)、透明の防水塗料でそのままかつての壁の色や工事の工程も残された状態を紹介して冷泉荘の歩もうとしている姿の象徴として裏庭側の外壁をご案内します。
そして表に戻ってきて、ベーグル専門店「リルベーグル」さんをとおり、センサーや電子部品を使ったアクセサリーを販売されている「ひびきの電子株式会社 冷泉荘プロダクト部」にお邪魔します。あおぞら市会場にもなっている、普段は管理人室でもある冷泉荘事務局で耐震補強のブレースをみて、お隣の「そらいろのたね」さんへ。普段はこどもの絵画教室・工作教室、大人の塗り絵ワークショップなどをされているアートスタジオですが、今回はれいぜん荘ピクニックに合わせて、色彩心理を用いた新しい「子どもアートアトリエ」をされておりました。
2階にあがって、シェアオフィス「引力の間」を覗いて(1区画募集中!)、つぎは3階の日本画教室「アトリエ穂音」さんへ。
アトリエ穂音さん、20日(土)は教室開催中のところを見学でき、21日(日)は主宰の日本画家・比佐水音さんの集めてこられた古物市が開催。
現在募集中のA32号で冷泉荘の募集の仕組み、入居者さんたちにデザインがたすきのように渡されていく実例などを紹介。4階のA41号「田中勇気博多人形工房」さんにて11月にリニューアルオープンに先駆けて内装改装中の工房をみせていただきました。先月、お嬢さんが誕生しまして、パパな姿の田中さんも!
お隣のA42号は「FUKUOKA ART NINJA」徳永昭夫さんの事務所。徳永さんは、「れいぜん荘ピクニック」の看板作成をしていただき、毎度約2時間かけて設置していただいております。今回は、屋上夜祭にてFUKUOKA ART NINJA特製の新作品「ランタン・ウォール《やっぱり、あかりだな!》」も設置していただきました。
5階にあがって、A51号「テトラグラフ写真室」さん、20日は撮影のお仕事で外に撮影に出られておりましたが、21日(日)には今泉のオーダードレス「シンプリー・レッド」さんとのコラボで「ちいさなウェディングフェア」を開催されておりました。自然光でふわっとドレスが少し浮いたようにもみえてとても素敵な空間。レースの繊細さとダイナミックな変化がすごい。。。
ベランダでゆっくりすることもできるベランダカフェも開催されておりました。そして、屋上を通ってB棟へ。
B棟は、現在募集中のB55号を覗いて、あおぞら市会場にもなっていたかつての住居時代の間取りを残した「冷泉復元部屋」を見学、そのあとで4階の外国人向け旅行会社「トリップインサイト」さんへ。今回は釜山からの方も多かったことから、トリップインサイト・田中真さんが韓国一周したお話などいろいろ盛り上がりました!
レッスンと管理人ツアーでうまくタイミング合わず写真撮影できませんでしたがB34号ではヨガ&ピラティススタジオ「ラウレア」さんにて冷泉荘築60年記念イベント「〜健康寿命100歳を目指すラウレア・ヨガ〜」を開催していただきました。アロマヨガやダイエットヨガ、カラーブリージング(色の呼吸法)セミナー、美肌ヨガと盛りだくさん!
まちづくりなどの地域政策の企画・サポートをされているB25号「まちづくり屋さん」では、まちづくり屋さんがこの日限り「季節のものづくり屋さん」に変貌して、裁縫も得意なまちづくり屋さん代表の池田さん作の着物リメイクジャケットやベビースタイなどが展示販売されておりました。冷泉荘で配布しているフリーペーパー「月刊冷泉荘」では何年もお酒のコラムを書いていただいておりますが、本当にいろいろ多彩でいつもびっくりです。
B24号shoe lab noppoさんは、レッスンの合間を見学させていただけました。。。が、こちらも写真撮影しそこねてしまいました!すみません!!!
そしてB棟1階、レンタルスペースは「あおぞら市」の会場に!
ぎゅぎゅっとたくさんのお店が並んでいます!
素敵なアイテムとの出会い、ありましたでしょうか?
と、ぐるり冷泉荘を1周してまいりました。
そして20日(土)は、築60年記念で!ついに屋上を開放!ぼくが2010年に冷泉荘管理人になってから、ようやくはじめての屋上開放です。どうしても手すりの強度などに不安があって、基本的には管理人といっしょでないとあがれないようにしている屋上で、出店が並んでFUKUOKA ART NINJA特製の作品「ランタン・ウォール」、トークイベント、まさかの屋上卓球大会とお祭りです。
ぼくが趣味で集めているNERFというスポンジ弾ブラスターを使った射的屋をいつかやりたいと思っておりましたが、今回手伝っていただける方があつまりましてついに実現しました!大型ブキも持ってきたので、お祭りの射的みたいにヘロヘロパワーではなく、威力ある本格射的が楽しめたのではないでしょうか。。。!屋上で射的!
また、あおぞら市の出店者さんにも屋上夜祭にて出店いただきました。冷泉荘メンバーのひびきの電子さんも夜祭バージョンとして光り物アイテムを販売されており、お祭り感たっぷりです。
FUKUOKA ART NINJA 徳永さんの「ランタン・ウォール」は、今後さまざまなイベントや結婚式などにも使っていただけたらとお仕事発注もお受けされております。ほっとあたたかいろうそくの明かりで、少し冷える屋上の夜に憩いの場を作ってくれたのは間違いなくこの「ランタン・ウォール」のおかげ。写真でみるよりも何倍も実物は美しく、ずっとながめていられます。本当に綺麗でした。。。下からみても「ランタン・ウォール」のあたたかいグラデーションがとても美しいです。お気軽にFUKUOKA ART NINJA 徳永さんにおたずねくださいませ→ https://www.fukuokaartninja.com
築60年を記念したトークイベントでは、冷泉荘オーナー・吉原住宅(有)/㈱スペースRデザイン代表の吉原勝己さん、冷泉荘を住居時代から見守っていただいており現在冷泉荘入居中の信濃設計研究所所長・信濃康博さんに加え、冷泉荘第2期となる2010年から入居いただいているNPO法人ドネルモ事務局長・宮田智史さんに司会をしていただいて濃厚な30分を展開していただきました。冷泉荘が建つ前の博多の様子からはじまり、当時からの冷泉荘の役割や存在、それが今後どのように展開していくことを願うかなどを聞くことができ、僕自身も知らないことがありとても貴重な機会となりました。
特に宮田さんの名司会にはガツンとやられまして、ドネルモさんはほんとすごいなと痛感するとともに宮田さんにまた司会をお願いして改めてもう少し長めのトークイベントもきいてみたいなと思ったのであります。
そして、まさかの屋上卓球大会!1チーム1名〜4名までというゆるいチーム戦での卓球大会で、8チームが参戦。実況解説は卓球全国大会出場経験ありのテトラグラフ写真室・雨宮康子(どら)さん、管理人杉山にてお送りしました。審判は、卓球部出身のスペースRデザイン入社一年目・伊藤久国さん。
優勝は、冷泉荘入居者さんのチーム「そらたね」!謎の覆面でありながらどうやら卓球経験者っぽいヤバイ射的屋さんが快進撃つづけていたところを、チーム「そらたね」のみなさんが圧勝!さらにエキシビジョンマッチで解説の雨宮さんと審判の伊藤さんタッグとも戦いましたが、そらたねさんの勝利で見事、冷泉荘卓球大会を制しました!
というわけで、非常にもりだくさんの2日間となりました冷泉荘築60年記念のお祭り「れいぜん荘ピクニック&あおぞら市&屋上夜祭」。屋上の開放は次はあるのか、まったくわかりませんが、れいぜん荘ピクニックとあおぞら市は2019年6月1日(土)開催で調整を開始しました。おそらくそのくらいに開催となることと思いますので、みなさまぜひお楽しみに!
なお、冷泉荘オリジナルスリッパと湯浴みタオルは、築60年記念で60セット限定で1,000円にて販売をしております。
(タオルは単品300円)
まだ個数ありますので、ほしい!という方はぜひ冷泉荘事務局(092-985-4562)までお問い合わせくださいませ。
スリッパは「ニッポンスリッパ株式会社」という社名からして最高なところにお願いして制作していただいており、旅館や公民館御用達の、いわゆるプロ仕様のスリッパ(抗菌)です。冷泉荘の3文字を金箔押ししていただいているのですが、ひとつひとつ手押しして作られております。
タオルは「日繊商工株式会社」にてお願いしております。温泉などで買えるような、絞るとお湯切れの良いタオルです。けっこうふわふわでいい感じです!
どちらも本社は博多ではないのですが、営業所が博多駅周辺にあります。
冷泉荘の住居時代の間取りが残っている「冷泉復元部屋」をみると旅館風の縁側的な廊下のある間取りとなっており、どうやら旅館スタイルの間取りが60年前は流行していたとのこと。それにちなんで、旅館をテーマにしてスリッパと湯浴みタオルのセットです!
グッズの売上での利益はほとんどないくらいの特価価格ですが、ほんのちょっぴりの利益分は冷泉荘のメンテナンス工事費用などにあてる予定です。もしも好評でしたら、第2弾で湯呑かなにかを企画できればと思っております。
スリッパは2色で赤と緑。冷泉荘らしく左右色違いでというご購入も可能です。
ぜひ〜〜〜