1/24(月)よりはじまった冷泉荘耐震補強プロジェクト。工事が進み、日々変化する様子を綴る。。。予定が、だいぶ溜め込んでしまいました。2/1〜4まで、一番ハードな工事であり、(音・振動・粉塵も含めて)緊張感のあるコンクリート壁をブチ抜いていくはつり工事が終わり、いまは冷泉荘が少しお休みをしているところ。2/5,6とA棟5階のテトラグラフでは「ウェディング・フェア」が開催され、ほんのひとときだけいつもの冷泉荘が帰ってきています。
さて、それではここまでの冷泉荘耐震補強プロジェクトの工事進行具合をふりかえってみましょう。
1.入念な打ち合わせと説明会、櫛田神社への安全祈願
2.冷泉荘事務局、一時ひっこし
3.変わる1階
ドタバタとしながらも入念に行われた計画。築52年の、いわゆる普通なアパート的建物を耐震補強することはほとんどないそうです。重要建築ではその美観・歴史を”残す”ことは行われていますが、冷泉荘のような普通の建物は”スクラップ&ビルド”、古くなったら壊して新しくするというのが普通です。ですが、冷泉荘がつくりあげてきた”文化”や冷泉荘という建物を中心として”コミュニティ”を残すために、オーナーが立ち上がり、はやめに耐震補強へととりかかりました。なぜこのタイミングなのか、ということはよく聞かれますが、コミュニティが熟成されていく過程だからこそ、耐震補強をしてむしろ建物がコミュニティを成長させていくようになるのではないか、そういう思いがこもっています。コミュニティというと、人がもちろん中心になりますが、じつはそれを育む建物・空間も重要です。。。このあたりのお話は、月刊冷泉荘2月号にて詳しく掲載されておりますので、そちらを読んでいただければと思います。(月刊冷泉荘2月号はコチラ→)
入念な打ち合わせ、そして説明会。
トークイベントや、親子ワークショップ、ヒカシューの巻上公一さんのボイス・ワークショップなど、イベントも行いながら工事準備を進めていきます。
そのころ、櫛田神社では節分に向けて巨大お多福面が!
裏側までめでたい!
お多福はそれぞれの入り口についています。商店街側は、櫛田の焼き餅を食べたり、賑わっています。
さてさて、2/1からは本格的な工事が始まります。準備や内装の解体は1/24からスタート。耐震補強のための「ブレース」は、冷泉荘事務局につけられます。管理人の場所が、建物そのものも支える場所だったというわけです。そのため、24日までに事務局を片付けなくてはいけませんでした。
これが……
↓
こうなりました。
そして、工事がはじまり、現在はこんな姿に!
事務局奥の壁がッ!
そうです、ここに耐震ブレースが入るのです。VやXの形の、学校などでよくみかける耐震補強です。
また、壁はここだけでなく、いろいろと抜いてつなげており、1階がつながってきております。
あたらしいレイアウトは月刊冷泉荘2月号にて詳しく掲載されておりますので、そちらを読んでいただければと思います。(月刊冷泉荘2月号はコチラ→)
また、2階の元・読書室も。。。
実は奥にあった部屋(大神宮さんの後ろ)とつながりました。
ボルトも打ち込まれ、補強の準備も着々と進んでおります。
図面の上で想像していたものが、実際に部屋が繋がっていくと、やはり想像よりもはるかにすごいことが起こっているのだと実感してきます。部屋がつながることで、空間も明るくなり、気持ちもひらけてきたように感じます。
ここからどんどん整えられていく1階。楽しみでしかたがありません!