【終了】昼下がりの結腸ー意外とままなる身体をストーマと生きる

「意外となんとかなっている。」

2022年4月に直腸癌が判明し、 翌月ストーマの増設手術を受けた逆巻は、 磯野の予想に反してこう述べた。

自分のようで自分ではない他者としての身体。 それが痛みだし、その在り方が変化する時、 私たちの生き方そのものも否応なく変化させられる。

しかしその身体が、「意外とままなる」とはどういうことか。 他方で「ままならない」のはどういう時か。

ハラウェイを理論的基軸にしつつ、 視座を人間以外にも広げ、 生命のあり方を思索してきた逆巻しとねと、今年1月に『 他者と生きる』(集英社新書)を上梓した人類学者の磯野真穂が、 癌、家族、死、時間、関係性、排泄をテーマに語ります。

■日時:2022年6月18日(土) 14:30 – 16:00

■会場:冷泉荘ギャラリー

(福岡県福岡市博多区上川端町9-35 リノベーションミュージアム冷泉荘 B棟1階)

【アクセス】

福岡市営地下鉄中洲川端駅5番出口より徒歩5分

西鉄バス川端町博多座前徒歩5分

冷泉公園と川端商店街の間の細い路地に入る

※駐車場はありません。

https://www.reizensou.com/access/

> google map

■チケット:会場参加(開場14:00~) ¥2,000

アーカイブ(6/25より公開します) ¥1,500

【ご予約・詳細】 https://schule036.peatix.com/

登壇者プロフィール

逆卷しとね

1978年生。学術運動家/野良研究者。専門はダナ・ハラウェイと共生・コレクティヴ論。連載に、生きのびるブックス「自由と不自由のあいだ 拘束をめぐる身体論」、DOZiNE「ガイアの子どもたち」。論稿に「喰らって喰らわれて消化不良のままの『わたしたち』――ダナ・ハラウェイと共生の思想」(『たぐい vol.1』 亜紀書房 2019年)など。共著に『在野研究ビギナーズ 勝手にはじめる研究生活』(荒木優太編 明石書店)、『コロナ禍をどう読むか 16の知性による8つの対話』(奥野克巳+近藤祉秋+辻陽介編 亜紀書房 2021年)がある。

磯野真穂

1976年生。人類学者。専門は文化人類学・医療人類学。博士( 文学)。早稲田大学文化構想学部助教、 国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。 身体と社会の繋がりを考えるメディア「からだのシューレ」 にてワークショップ、読書会、 新しい学びの可能性を探るメディア「FILTR」 にて人類学のオンライン講座を開講。著書に『 他者と生きるーリスク・病い・死をめぐる人類学』(集英社新書) 『なぜふつうに食べられないのか――拒食と過食の文化人類学』( 春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」 の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、 愛されること』(ちくまプリマ―新書)、宮野真生子との共著に『 急に具合が悪くなる』(晶文社)などがある。

( オフィシャルサイト:www.mahoisono.com / Blog: http://blog.mahoisono.com)

注意事項・キャンセルポリシー

チケットのキャンセルは原則受け付けておりません。

会場内でお話しする際は、マスクの着用をお願いいたします。

【詳細】 https://schule036.peatix.com/

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