昨年夏に実施した冷泉荘の階段防水工事。
最初は冷泉荘の外壁防水塗装と同じ塗料で検討しておりましたが、施工期間や飲食店への臭いの影響も加味し、最終的に浸透性コンクリート防水を行いました。
表面的にはあまりビフォーアフターの違いがわからないのですが、今までは階段全体が濡れていたのが側溝に雨水が流れるようになっているように感じます。
さて、このたびは側溝に流れる水の量が増えた影響か、側溝にあったひび割れから階下に水が滴る箇所が出てきたため、階段のひび割れ補修を実施中。
まだ最後の塗装前で工事中といった状況ですが、ひと段落しましたのでご報告です。
側溝のひび割れから、階下のひび割れに水が滴っています。
手すりの付け根部分もクラックが多数あり、今回は側溝や手すりの付け根を重点的に補修しています。
モルタルで固めて、浮いてきている塗装を剥がして塗り直し。
冷泉荘は、リノベーションミュージアムと銘打っていることもあり、補修や工事の跡や、工事の過程も、パッチワークの模様のように見てたのしむことが出来るよう、可能な限り隠さずに残しています。
冷泉荘の階段を登りながら、建物の歩んできた歴史と年齢の重ね方に、一緒に思いを馳せてもらえましたら嬉しいです。
今後も、冷泉荘の工事の様子は色々と随時紹介していけたらと思っております。
よろしくおねがいいたします!