老朽物件の空間を、オーナーさんだったり入居者さんだったり、自らカスタマイズする “DIYリノベ”。自分らしい心地よい空間をつくる楽しさを、福岡のみならず世界中の人たちが、広く体験できる1週間として開催された「FUKUOKA DIYリノベ International WEEK」。福岡県内15ヶ所、糸島から久留米・大牟田まであちこちで開催されました。それらの土地をツアーのように巡ることも想定されて「リノベーション・ツーリズム」として、各地の人々と交流できるイベントでした。
冷泉荘は「DIYリノベのメッカ “福岡市都市景観賞” のビンテージビル」として参加。築56年を迎える昭和のレトロビルで、年間300件近くのイベントでフル稼働している建物です。各部屋は入居者さんによって改装がOKで、約10年前から入居者さんたちが各部屋を代々DIYリノベしてきています。各地で起こっているDIYリノベの動きのなかで、冷泉荘はまさにDIYリノベが導くひとつの未来を示していると言えるでしょう。まずは冷泉荘でDIYリノベの姿を感じてほしい!ということで、オープニングパーティーの開催地となり、以後はDIYリノベWEEK全体の観光案内所役として毎日オープンしておりました。冷泉荘には70名ほどいらっしゃいまして、朝10時と同時に冷泉荘を訪れ、ひとまわりしてから次のDIYリノベの地へと行かれる方がとても多かったです。
やっぱり冷泉荘の雰囲気をまるっと感じてほしいので、可能な限り管理人の案内ツアーも実施。毎日2〜4回ツアーでまわりました。タイミングよくツアーにご参加いただいたみなさま、いかがだったでしょうか?
オリジナルの間取りを残したお部屋からそれぞれ独自のデザインに変遷していく各部屋。そしてあったかくってたのしい入居者さんたち。そのまままるっと感じていただけたのではないでしょうか。
管理人とまわる冷泉荘ツアーは、毎年2回開催している冷泉荘全体のイベント「れいぜん荘ピクニック」でも開催しております。れいぜん荘ピクニックでは、近くにお住まいの方を中心に学生さんからお年寄りまで幅広い方々がいらっしゃいますが、さすがDIYリノベ。建築や不動産に関わる方ばかりで、それも鹿児島や大阪、東京までかなり遠くからいらした方が多く、みんなが同じ興味を抱いていることもあってツアーも非常に濃いものに。僕自身も刺激的でした!
11/10(月)には、オープニング・パーティーを開催。決起集会に近い形でのイベントで、信濃設計研究所・信濃さんによる「DIYリノベの精神」に関する基調講演、各地のプロジェクトチームの3分プレゼンがリレー形式で行われるなど、DIYリノベに参加している各地のメンバーも改めて全体を把握する機会に。
管理人ツアーでは、A11号リル・ベーグルさん、A13号 福岡アジア美術トリエンナーレ(冷泉荘会場)、A21号引力の間・ハッピネス旅行社さんや、A31号アトリエ穂音さん、A51号テトラグラフ写真室さん、B54号 冷泉復元部屋、B44号株式会社キュースタさん、B棟1階 冷泉荘ギャラリーで開催中の石川博巳さん写真展「スカイトレイル」を中心にご案内。
土曜日には、オランダからいらしたお二人をA42号akioworks 徳永昭夫さんにご案内いただいたり、TVQの「ぐっ!ジョブ」の取材もあったり。
とっても賑やかな1週間でした。
冷泉荘は今後もDIYリノベでどんどん変化していきます。自分らしい心地よい暮らしをじぶんでつくるDIYリノベの世界。
WEEKの期間は終わってしまいましたが、冷泉荘ではDIYリノベの情報を今後も発信し続けます。
今回のイベントに参加された方も、どうしても来られなかったという方も、ぜひ冷泉荘にいつでもいらしてくださいませ!
管理人 “サンダー” がお待ちしております!