A棟2階にシェアオフィスが登場!改装工事が無事におわりました

8月中に工事が行われ、8月27日の「冷泉荘 夏の見学会」にて初公開となった、冷泉荘に新たに登場したシェアオフィス「THE SHARE 冷泉荘」。改装工事も無事におわり、現在入居者募集のための準備が進んでおり、まもなく募集できるかといった状況です。ここでは、今回の主な改装部分、元・お風呂に着目してご紹介しましょう。

バァァァ〜〜〜〜〜ン!

こちらが、改装前の元・お風呂!白いタイルで囲まれ、さらに一部はもっと古い水色の小さいタイルが貼られた部分。

そしてタイルの上に乱雑に塗りたくられた接着剤の跡。元・お風呂だったこの部屋は、タイルの上に壁紙が貼られ、普通に「部屋」として貸されていた過去があります。しかもそのときに、猫屋敷化していたそうで、ぼくが初めて入った1年前には、とてもノーマスクではいられないほど強烈な異臭がこもっていたものです。その強烈な臭い、まるで血の跡にも見えそうな接着剤の跡、そしてほとんど廃墟だった雰囲気から、一部のマニアを除いて多くの方から避けられていたお部屋。

まずは、もしかして、釜とか出てくるんじゃあーないかな!?っと期待を集めた、上げ底を取り除いてみたところ。

石がしきつめられていました。。。

そして、それとともに、天井の跡など、少しずつ明らかになる元・お風呂の実態。

実はこの1部屋で男・女別れたお風呂があったようです。そして、もしかしたらどーんと大きな湯船の真ん中を銭湯のように壁が仕切って、お湯は下でつながっているひとつのお風呂だったのかもしれないという説が有力です。

まさに、ミニ銭湯がここにあった、そんな感じです。そして、女風呂だと思われていた2階部分は、もともと畳の部屋で、お風呂の休憩スペースだったり管理人室だったりしたのではないか、となっています。

さてさて、この部屋、実は2階とつながっています!

2階の奥の部屋には、お風呂の湯船を連想させる四角い穴が。。。

のぞいてみると、ぽっかりと!

完成すると、はしごがついていました!水を連想させる水色のかわいいハシゴ。

これで、3室が空間的・空気的にも連結したシェアオフィスができあがりました。

じつはこの1・2階のつながりは、今回の1番のこだわりの部分でもあります。この穴がなかった場合、単に2室+1室になってしまいます。お互いの交流、情報交換・共有をするために、直接声が届くような、そういうしかけがシェアのコンセプトには不可欠であり、空間からシェアのコンセプトを強く感じさせるものとなります。穴を覗きこんだら目が合った、それはとてもうれしいことですし、それだけで多くの情報が共有できます。声が届き、顔が見える状況、そしてアクセスしやすいこと。このあたりが、ぼくたちの考えるシェアオフィスで一番重要であり、部屋の中にいくつも小部屋を作るスモールオフィス的シェアオフィスとは決定的に違う方向を指し示しています。

さらに、はしごを降りた部屋からは、A11号リル・ベーグルさんのお部屋へも出ることができます。さながら、シェアオフィス専用のカフェへ行く気分。無垢な(様々なカラーに染められる素質を秘めた)ドアを抜けると、まったく雰囲気の異なるリル・ベーグルさんの心地良い空間。

もちろん、これらの部屋も、完成の暁には、櫛田神社さんにお願いして竣工祭を。

この感覚は、ぜひみなさんに体験していただきたいです。

ですので、あえていまのところは全貌の写真の掲載をふせています。ぜひともご気軽にシェアオフィスのお問合せをして、見学にいらしてくださいませ!

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