今年で設立3周年を迎えましたNPO法人福岡ビルストック研究会の忘年会が、冷泉荘13号室多目的スペースでありました。
水炊き、食べ物お酒持ち寄りのアットホームな会です。
NPO法人福岡ビルストック研究会には、冷泉荘や石井ビル入居者をはじめ解体屋さんや一級建築士、デザイナーやフォトグラファー、行政の方など等、様々な生業の方が研究員となっています。何れもビンテージビルマニア。
ビンテージビルの中でビンテージビルや路地にまつわるお話が尽きません。
お酒の差し入れもたくさんいただき、みなさんのトークにも熱が入ります。
レトロなビルや路地が好き!
いままではこのようなオタクいやマニアといわれる人たちだけのものでした。
しかし、このような活動が建物の活性化だけでなく路地やまちにも広がる。
建物がよみがえると通りやまちもよみがえるのです。
この研究会の面白いところは、色々な職業の方々の集まりというところ。
なんとビルを壊す解体屋さんも居ます。
壊すほうは壊すほうで切なく、惜しいという気持ちが人一倍強いみたいです。
興味のある方は、NPO法人福岡ビルストック研究会のホームページをご覧下さい。
冷泉荘管理事務所は、NPO法人福岡ビルストック研究会の博多事務局で、わたくし管理人も研究員ですのでお尋ねください。
研究員は女性も居ますが、やはりおいちゃん(失礼しました)が多く・・・もっと若い世代に、このような考え方を伝えねば、と強くかんじます。
古い建物の活用、興味をいだく建築を学ぶ学生が減ってきていると聞きます。
「昭和という激動の時代にたくさんのビルやものがつくられた。それらをいかに有効に使うかが現代のキーワードだ!」という信濃理事からの言葉にもあるように、あるものを活用するという術を学ぶべきだと感じています。
PS,
大工の倅である私は、再生や活用という言葉はあたりまえと感じています。
今の時代に叫ばれている「再生・活用・自然との共生」等のキーワードは、伝統的な木造建築ではあたりまえのことなのです。
先人から学ぶべきことは、まだまだありますね。