博多のまちはいよいよ山笠です。
今朝、冷泉荘を出ると長法被を纏った大勢の男衆が。
赤煉瓦文化館を過ぎ福岡部(天神)へ入るとそこはいつも通りのサラリーマン達。
博多部と福岡部ってこんなに違うのですね!
朝からまちの掃除や御幣の取り付け。
このまちの自治はまつりが柱です。
私の持論ですが、祭が継承されている地域は自治が成り立っているように感じます。
お祭は神事。きちんとしないと罰があたります。
私も福岡県の五大祭の一つに数えられる川渡り神幸祭に育てられました。
西日本一大きなお神輿に、氏子の私の行政区も山笠でお供して川を渡ります。
神さまをお運びするわけですから、いつもやさしい近所のおいちゃんもこの時ばかりは厳しい目つき。
神様が通るからまちを綺麗にして、お迎えします。
父親が山を担ぎ、私が山の中で太鼓をたたき、母親はまかない。
こうやって自治や地域教育、家庭での親子関係が維持できるのです。
博多のまちをみていると、その典型だと感じます。
前日イムズで聴いた講演(知識経済地域)も素晴らしいと思いましたが、博多は実は凄く優れたまちだと感じました。
(比較対照ではないことは承知の上です)
新しく何かをやり始めなくても、ここにヒントが沢山あります。
都市において忘れかけたものが。
管理人山本