旧安宅小学校視察

先日冷泉荘にお越しいただいた、田川郡川崎町の廃校になった小学校を再生して通信制の高校を運営している日野理事長を訪ねて、旧安宅小学校へ行きました。
安宅という土地は、地元人でもなかなか縁の無い場所です。田川市出身で大学院まで筑豊で過ごした私でも、行ったことがない場所です。

旧産炭地の雰囲気が色濃く残る通りを駆け抜け、今まで一度も通ったことの無い通りへと入っていきます。周囲には田んぼと農家しかありません。そんな光景の中にポツンとモダンな建物が。旧安宅小学校です。現在は内装の改装工事を行っています。


グランドでは地域のお年寄り達がグランドゴルフの練習。大盛り上がりです。

この小学校、何処に居ても自然光が入ってくるのです。そして開放的。素晴らしい建築です。

小学校を出て、日野さんに連れられ安宅散策。
素晴らしい棚田で、ここは彼岸花の群生地とのこと。
昨年は旧安宅小学校で野菜市をやって、校舎内で地域の絵画展、そして彼岸花群生地の棚田へウォークラリーを実施したそうです。

地域の人・行政・関東から安宅に魅力を感じて越してきた人・教育者がこの土地に対して熱く、コンパクトな町なので何れもスピーディーに物事が進んでいます。
とても勉強になりました。

建物を壊すか否かで起こったまちの魅力への気付き。
これは冷泉荘でも言えることです。
冷泉荘にもそういう転機はありました。

建物をストックすることは、まちの文化や景観をストックさせます。
あとはいかにして活用するか。

これからの時代、とても大切なことです。

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