「喰い山」の準備

冷泉荘ギャラリーでは、本日から「冷泉荘周辺食べ歩き企画『喰い山』」がはじまりました(https://www.reizensou.com/event/kuiyama/)。

おいしいものを求める管理人の杉山&山本!2人は、ランチはいつも食べに歩いています。お店に行き慣れてくると、自分がどんどん町になじんでくる気がします。そんなぼくたちが、もっといろいろ食べたい!いろんなお店を知りたい!というところから立ち上がった企画、「喰い山」!!ですが、ギャラリーで「見せて」いく、そして来ていただいた方に何かを「気づいて」もらうということを考えると、いつもアイディアが難航してしまい、むしろ「このお店がもっすごいおいしいらしいですよ」「今日はここに行ってきましたよ」と食べ物の話にすぐになってしまいます(笑)

2人ではらちがあかない!と焦っていたところ、九州産業大学のデザイン研究会の学生(松下美亜さん、茶谷枝里子さん、片渕俊平くん、田川理香子さん、堀之内健人くん)が手伝いに来てくれました。一気に地図を描いてもらって、楽しいことに!

でっかい地図やiPadで地図を見ながら、どんどん描いていきます。

そして、4時間くらいかかって。。。

できあがりました!(最終調整を山本さんがしています)

壁に直接描くことで、壁の細かい凹凸も浮かび上がりますし、なんだかすごい迫力です。

今は、まだまだ情報が少ないですが、少しずつコースが増えていくことを考えると、わくわくします。

ポップでアバウトで楽しい地図、そして複雑に交差する食べ歩きコースを示す紐。できあがってきてから気づいたのですが、この雰囲気はなかなか面白いのではないかと考えています。お店の名前とだいたいの場所が分かっていて、そこへ向かうと…たぶんそのままでは迷子になってしまうかもしれません。でも、そういうときって、必ず自然と町の風景をくまなく見ていますし、まちを全身で体験していると思います。ガイドがいて、歴史などと一緒に解説をうけるまち歩きが多いですが、迷子になるというのも、自身の感覚を研ぎ澄ましながらまち歩きをしていると言い換えることもできるのではないでしょうか。そして、迷子になったときは強烈に記憶に残ります。さらに、苦労してたどり着いたお店では美味しい食べ物と出会えるのです。最近は携帯やGPSで迷子になる機会は減りつつあります。そんななかで、小さな放浪、あるいは小さな旅へと誘い、食べ物やまち、博多の粋な人々と出会うことができるような、そんな展示となれば幸いです。

杉山

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