ヨーロッパの周縁国ポルトガルの建築は、その現代性と地域性が特徴的なアルヴァロ・シザの作品を通して国際的な注目を浴びてきました。
本展は、巨匠以降受け継がれる「ポルトガル建築」の現在とこれからを示唆するものです。会場では、過去5年間に現地で竣工した15のプロジェクトをビデオ・プロジェクションにより紹介します。ポルトガル人建築家によるプロジェクトの成果だけでなく、それらの政治的、経済的、地形的背景に注目し、設計に携わった8組の建築家へインタビューを行いました。それはプロジェクトのプロセスや建築家の思考過程を明らかにし、背後にある社会状況と現代社会における建築家の役割を浮かび上がらせる試みでもあります。模型やパネル、あるいは巨大なモックアップが並ぶ通常の建築展覧会とは異なる、「建築展とは何か」をあらためて問う実験的な展覧会となります。
【出展者】
ジョアン・ヴェントゥーラ・トリンダーデ
リカルド・カルヴァーリョ + ジョアナ・ヴィリェーナ
リカルド・バック・ゴルドン
ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ
マヌエル・アイレス・マテウス
イネシュ・ヴィエイラ・ダ・シルバ + ミゲル・ヴィエイラ
ヌノ・ブランダォン・コスタ
エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ
【開催概要】
会期:2012年6月1日(金)~2012年6月7日(木)
時間:10:00~19:00
会場:リノベーションミュージアム冷泉荘B棟1F (福岡市博多区上川端町9-35)
*)映像全編約1時間のため、最終入場は18時までにお願い致します。
コミッショナー: Point of View (ゴンサロ・バティスタ + 志岐豊)
主催・制作:Point of View (ゴンサロ・バティスタ + 志岐豊)
制作アシスタント:ヌノ・ダ・モタ・ヴェイガ
映像制作・編集:杉本崇
グラフィックデザイン:www.joaomachado.net
音楽:Tigrala (mbarimusica.com)
後援:在日本ポルトガル大使館、カモンイス院、UIA2011東京大会、ポルトガル建築家協会南部支部
協賛企業:株式会社カステラ本家福砂屋、株式会社マルボーロ北島、株式会社総合資格/総合資格学院、Bulthaup Chiado ACABA Lda.、Tintas Robbialac S.A.、Largemind Materiais Reciclados, Lda.、カスカイス市
個人協賛:福武總一郎
コミュニケーション:thecommunicationoffice
協力:リノベーションミュージアム冷泉荘
問い合せ先: Point of View (ゴンサロ・バティスタ + 志岐豊)
Email:yutaka.shiki@gmail.com
URL:http://traditionisinnovation.blogspot.com/
パウラ・レゴ美術館 2008 エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ © Fernando Guerra
サン・ジョルジェ城考古学遺跡 2010 ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ © Fernando Guerra