【終了】九州大学リベラルアーツ講座「感性 ─ もうひとつの知をひらく」2011 『いのちとこころの物語』

九州大学大学院統合新領域学府ユーザー感性学専攻の坂口光一教授・藤枝守教授がモデレーターをつとめ、詩人・作曲家・能楽師・瞑想指導者・編集者・文化人類学者たちゲストの声に耳を傾ける公開授業「リベラルアーツ講座 〜感性—もうひとつの知をひらく〜 2011」が、九州大学を飛び出し、レトロビル「リノベーションミュージアム冷泉荘」にて開催されます。

『いのちとこころの物語』

“3.11”は近代的な知性の限界をまざまざと見せつけました。反面、苦しみながら悩みながらも、「心までこわされてたまるか」と前へ前へと進んでいる東北の人々の知恵と子どもたちの勇気に、わたしたちは人間の強さを教えてもらいました。外に向かう思考から、内に根源に今ここに向かう思考へ。この<震え>とともに訪れた気づきによって、この時代を生き抜いていくためのリベラルアーツ(生の技法)のアクチュアルな基準点を、はっきりと見いだせたのではないでしょうか。

本講座では、いのちとこころの原風景に帰り、祈り、鎮魂、再生に向けた希望の歌へのきっかけをつかむため、詩人、作曲家、能楽師、瞑想指導者、編集人、文化人類学者の声に耳をかたむけていきます。そして、<生きる>ことの喜怒哀楽を丸ごと受けとめ、意味づけ、納得していくためになくてはならない、いわば地唄としての<物語>を聞きとっていきたいと思います。 (モデレーター:九州大学大学院ユーザー感性学専攻教授)

会場: リノベーションミュージアム冷泉荘 B棟1階 2コ1多目的スペース

期間: 2012年1月20日~2011年2月24日(全7回)(第5回のみ火曜日で他は金曜日)

時間: 18時30分~20時30分終了予定

◆第1回:1月20日(金)

空海の言語論にふれる 高橋秀元(編集工学研究所特別研究員)

◆第2回:1月27日(金)

小泉八雲からの想像~「Hi-Mawari」ダブリン公演から 藤枝守(作曲家)

◆第3回:2月03日(金)

読み解き「般若心経」 伊藤比呂美(詩人)

◆第4回:2月10日(金)

〈震え〉の思想史 今福龍太(文化人類学者、東京外国語大学教授)

◆第5回:2月14日(火)

ブッダの呼吸瞑想 井上ウィマラ(瞑想指導者、高野山大学准教授)

◆第6回:2月17日(金)

身体感覚で読む「論語」 安田登(能楽師)

◆第7回:2月24日(金)

クロージング「いのちとこころの物語」 坂口光一 × 藤枝守

主催: 九州大学大学院ユーザー感性学専攻

共催: NPO法人 福岡ビルストック研究会

協賛: 日本伝統工芸財団、瓢箪座

受講料:学生(無料) 一般(500円、資料代として)

問い合わせ:リベラルアーツ講座実行委員会事務局(冷泉荘内) TEL&FAX 092-985-4562

リノベーションミュージアム冷泉荘(福岡県福岡市博多区上川端町9-35)

福岡市営地下鉄中洲川端駅5番出口より徒歩5分
西鉄バス川端町博多座前徒歩5分
冷泉公園と川端商店街の間の細い路地に入る

※  詳細は九州大学大学院ユーザー感性学専攻ホームページをご覧ください

http://www.ifs.kyushu-u.ac.jp/kss/

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