【終了】「都市の境界」展 (九州産業大学造形短期大学部写真専攻展)

都市の境界

写真展参加者

鮎川 知奈   岸川 菜乙   小峰 春菜   小森 愛斗   シム・ウヒョン

田中 恵一郎  永重 仁    濱田 菜乃   玉那覇 松藤 ディエゴ

「都市の境界」展は、九州産業大学造形短期大学部に於いて、写真を専攻する学生8人と指導教員によるグループ展である。

これらの写真は、福岡市博多区および中央区で撮影されたスナップショットで構成されている。福岡市の代表的な繁華街と言えば、博多区の博多駅前周辺と中央区の天神である。 博多駅を出て天神方面へ歩くと、縦横無尽に地上と地下を走る電車、自転車や自動車、様々なお店のショーウィンドウ、コンクリートに覆われた幾何学的な近代建築が林立する。 コロナ以降、あらゆる我慢が爆発したのだろうか。円安の影響もあり、道ゆく人々は大荷物を抱えた訪日観光客が目立つようである。かつてのインバウンドに沸く都市へと回帰しているようだ。九州の玄関口である、活気溢れる福岡市の本質ではないだろうか。

この展示は都市を「境界」という新たな視点から捉えてみた。授業内で一つのテーマにて、各々の視点から切り取ったものである。 境界とは一般的には、境目の事を指す。本テーマに於いては自由な視点にて、あらゆるものを「境界」というフィルターを通して撮影する事を試みた。記録としての、公的な空間と私的な空間の境界、都市における様々な対立する境界、混じり合う境界、重なる境界、離れていく境界など、これらは写真を扱う上でもっとも重要なテーマである。

本展示のテーマに内在する各々の歪みは、私たちが風景(都市)をどのように認識してきたのかを表層化しているのである。
その境界を見る学生らの新鮮なまなざし、また若さの持つ爆発的なエネルギーを内包した揺れ動く心境を反映した視点を、ぜひ楽しみながらご覧頂きたい。

九州産業大学造形短期大学部 准教授 シム・ウヒョン

日時:2024年7月5日(金)〜8日(月) 10:00〜19:00

場所:ギャラリー港民館

(福岡県福岡市博多区上川端町9-35 冷泉荘A31号)

【アクセス】

福岡市営地下鉄中洲川端駅5番出口より徒歩5分

西鉄バス川端町博多座前徒歩5分

冷泉公園と川端商店街の間の細い路地に入る

※駐車場はありません。

https://www.reizensou.com/access/

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【詳細】

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