冷泉荘A42号、テトラグラフ写真室さんが事務所づくりで改装中

冷泉荘A51号で写真スタジオをされているテトラグラフ写真室さんが、A42号も借りて事務所機能をA42号にうつし、A51号を写真スタジオとしてより一層の拡張をされる工事を実施されております。

冷泉荘のお部屋、入居者さんが自由に内装工事可能なのですが、がっつり工事をというのは久しぶりです。

テトラグラフ写真室さんが冷泉荘に入居いただくことになったのは2009年のこと。A51号の、もともと冷泉荘の畳の下の板で使われていた板が敷き詰められたお部屋(2006年〜2009年にはギャラリーとして利用されておりました)の内装、特に床板を気に入って入居したい!となったのですが、A51号は住居時代にトイレが(おそらく水漏れすることが原因で)解体されてトイレなしの部屋となっており、そのままでは入居できない、、、となっておりました。ちょうど同じタイミングで事務所を探していた友人アーティスト/芸術現場調整家の徳永昭夫さんがA42号に入居してトイレを共有する。。。ということで特別に借りていただいておりました。

徳永さんが転勤のためA42号を退去することとなり、テトラグラフ写真室さんが事務所を引き継いでご利用いただくことになり、せっかくだからトイレを改装する、、、ついでに、板張りの床も変えて、トイレをもっと広くして、、、と、なんとほぼスケルトンにして内装工事を進められております。

A42号、徳永さんが入居されていたころは、畳をはずしてその部分に板を敷いて板張りの床でしたが、事務所はモルタルにしたい、、、ということで床板をはがしてみたら、冷泉荘が建てられたころの雨粒のあとが床に残っていました。下から建てていく途中で、おそらく雨が降り、床が固まる前に雨粒の跡が残ったようです。

(写真の、はさみの左側あたりのぽつぽつ空いた窪みが雨粒の跡と思われます)

天井はDIYで塗り塗り。

このあとは棚を設置して、壁は漆喰を塗る予定とのこと。建築ラッシュで職人さんの手配に時間がかかっているようで、まだお部屋の完成には少しかかりそうですが、じわじわと作業が進められております。

ほぼスケルトン、ではありますが、入り口横の押入れは住居時代のものがそのまま残されています。

押入れの奥には窓があるという、謎の押入れです。

残していきながらどのように活用されていくのか、こちらもたのしみです。

冷泉荘は、どこかしら受け継ぎ残されていきながら、変化して活用されていくので、各部屋どこも今後の展開がどうなるのか、、、あたらしく変わっていくA42号、完成がたのしみです!

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