引力の間、パワーアップ大作戦

冷泉荘A21号室「引力の間」。一席から借りることのできる特別室です。

机を専有部、あとは共有部として使うことができ、まるでリビングで仕事/趣味を楽しんでいるかのような、ゆるーいシェアのお部屋です。

しかし、もっと冷泉荘らしい、管理会社・スペースRデザインらしい、シェアの形があるのでは???と考え、入居者さんとも相談しながら、もっと楽しく、もっと特別な場所となるよう試行錯誤してきました。

そこでたどりついた、ぼくたちの考える「シェア」。楽しく働く、楽しく住む、そういう感覚が、シェアでつながる。ここに必要なのは、実はゆるやかな壁なのでは?

名付けて「引力の壁」

壁は、分断するイメージがあるためこれまでは使わないようにしてきました。斥力としての壁ですね。プライベートを確保するため、こういった斥力を壁に持たせる必要性がありました。しかし、逆に人を惹きつける、お互いによい距離感を保つことのできるゆるやかな壁というものがあるのでは?冷泉荘は、各お部屋別れていますがお隣同士・建物全体でもゆるーくつながっています。江戸時代でも長屋の木造の薄い壁はまさに引力としての壁となっていたのでは? それが、引力の壁。

壁について考えるきっかけは、廃材楽器で最初期に作った「音の屏風」。障子を組み合わせて組子の中にスプーンやドアノブなどの冷泉荘から出土した生活廃材をつるしてウィンドチャイムにした楽器です。風を屏(ふせ)ぐものとして屏風はあるわけですが、障子を組み合わせ(もちろん障子の紙は30年の年月でボロボロでほとんどついていない状態です)ることで、風が非常に通りぬけやすくなっています。風をふせぐのではなく、風によって音を出し、かえって風の存在を際立たせるものとなります。同じように、壁も、かえってお互いの存在を近づけ、浮き彫りにするものとしての可能性をもっているのではないかと考えました。

そして、引力の壁で仕切られることで、空間が4つ登場する予定です。それぞれの空間は、スペースRデザインがこれまで手がけてきたリノベーション・デザインのベストセレクションをプチ再現。さらに、冷泉荘らしく、それらのプチリノベ空間を、壁の色を変えたり棚をつけたり、(管理人に相談が必要ですが)セルフリノベーションが可能です。

現在はまだ、文章でしか変化をお伝えできませんが、デザインはお盆明けに確定、すぐに変化がはじまります!

その模様は逐一お伝えしてまいりますのでおたのしみに!

冷泉荘のミニチュアのように、お使いいただける特別室。9月1日(土)に完成、見学会を開催します。

8月中も、問い合わせやご見学はおよそいつでも可能です。冷泉荘事務局(092-985-4562)までご連絡くださいませ。

新たなる力をもとうとする引力の間、乞うご期待です。

↓ なお、こちらが8/10現在の引力の間。さてさて、いったいどのような変化となりますか!?ご期待ください!

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