おとといから、箱崎にて筥崎現代音楽祭がはじまりましたが、それに呼応するように、ぼくらもまた新たに廃材楽器をつくっています。
今度の舞台はここ
箱崎埠頭! 廃材の山!!
といっても、ゴミではなく、中国などへ輸送販売される資材です。
いろいろなところから書い集めたものだそうで、そのなかでぼくらがセレクトした廃材をNPO法人エコネットふくおかに買い取ってもらう形で、特別に使わせてもらっています。なので、廃材、と言い切っていいのかはわからないですが、資源として還元される前の廃材です。
それらを使って、2週間以上にわたって毎夜コツコツと制作した廃材楽器を、2/8から、展示しております。場所は、廃材の山のすぐ近く、極限までリサイクルを行っている施設で、その中で活動しているNPO法人エコネットふくおかのギャラリーです。
写真は展示準備中のものですが、およそこんな感じです。
今回は、素材そのものの響きが面白いものが多く、それを活かすために打楽器が多くなっております。
金属のものが多かったこともあり、いつもよりイメージがふくらみにくく、苦労したところもありますが、どれも面白い楽器になりました。特にオススメは右下の写真の楽器。多弦琴と名付けられたこの楽器は、珍しいタイプのツィター。弦同士の距離がすごく近くになるように張られていて、打楽器のように叩いて演奏します。一本の弦をたたこうとすると、いっしょに複数の弦を叩くことになり、すごく複雑な音色が出ます。弦同士、ボウルの共鳴もすごいので、適当に叩いているだけで、かなり。。。瞑想できます。。。
なかなかぼくたちは常駐できてはいないですが、ぜひとも観に行って楽器をさわってみてください!
展示期間:平成23年2月8日(火)〜2月27日(日)
時間:10:00〜17:00 (入場無料、月曜休館)
場所:福岡市臨海3Rステーション 3階ギャラリー
制作:藤枝研究室+河辺研究室(九州大学芸術工学府)
協力:NPO法人 エコネットふくおか