東京から大森ロッヂご一行さま

昭和のよきコミュニティが現代に息づく「大森ロッヂ」のオーナーさんや入居者さんが冷泉荘へいらっしゃいました。
大森ロッヂは文字通り東京は大森にある、木造戸建住宅群。
敷地内には共用の東屋などがあり、入居者のコミュニティを育みます。
管理人山本は先月、大森ロッヂ主催の催しに参加しました。
そのご縁で是非福岡へとのことで、今回の視察に至りました。

福岡ではもう一つ井尻にあるKICHIプロジェクトも視察。
ここは共用のライブホールを完備した音楽に特化したコミュニティマンションです。
KICHIプロデューサーの方も冷泉荘にお越しになり、視察と親睦会。

いつも通りにA棟~屋上経由でB棟へ回る見学コース。屋上(普段は立ち入り禁止区域。施錠されています)では目の前に川端商店街のアーケードと中洲を一望。右手には博多リバレインのアトリウムガーデン、左手にはキャナルシティが望めます。
後ろを振り返ると冷泉公園と博多のまちなみが。一部解体が決まった旧冷泉小学校も望めます。
さてB棟へ。いつもの見学ルートを回り、7月から展示が開始されるサウンドリノベーション準備室へ。ここは冷泉荘廃材置き場から持ち込まれた廃材が並んでいます。(一般の人は、えっと思うような光景です)
扉を開けた瞬間、東京からのご一行様の目が点に。この瞬間がいつも楽しみです。

そのどれもが30年は超えている廃材たち。
その煤けた枯れた雰囲気の漂う材から奏でる音の清らかなこと。
音を奏でるとみなさん驚きます。
まさにサウンドリノベーション。

その後の親睦会は冷泉荘A棟3階のhanaさんへ。
この親睦会でも話題の中心は廃材楽器。
それから廃材楽器を制作している九州大学芸術工学府藤枝研究室の大学院生のみなさん。
そう、その研究室の博士が我が冷泉荘管理人2号サンダーさんなのです。
サンダーさんは風の神様が音を奏でるといわれるエオリアンハープの伝道師。
(実は冷泉荘にもこっそり設置しています。風が強い日に、耳を傾けると鳴っているかもしれませんよ)

自然を待つ音楽、自然と奏でる音楽。
枯れた部材・さびれた部材から奏でる音楽は、昭和の文化アパート冷泉荘と相性のよいことです。

東京の大森ロッヂも、ゆるやかな時の流れを感じる住宅群です。
オーナーさんは詩のような素敵なつぶやきをしています。

福岡は博多の冷泉荘も同じく。

今後がとても楽しみです。
エオリアンハープまたは廃材楽器が東京へ出張する日も遠くないかもしれませんね。

管理人山本

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