2024年7月19日(金)に行われた国の文化審議会文化財分科会において、国登録有形文化財(建造物)として「冷泉荘」も文部科学大臣に答申されました。官報告示を経て正式に登録される見込みとなっております。
詳細→ https://www.space-r.net/blog/publicity/278949
文化財となると、「国宝・重要文化財(建造物)」のようにいろいろと許可が必要だったり手厚い保護・保存をしていかねばというイメージがありますが、冷泉荘は「登録有形文化財(建造物)」としての登録見込みとなっております。
「登録有形文化財(建造物)」は、”保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物”として登録され、”指導・助言等を基本とする緩やかな保護措置を講じるもの”となります。
詳細→ https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/
いろいろと制約ができて大変なのではと言われることもありますが、冷泉荘のこれまでの活動として、可能な限り保存しながら活用していくというところはまさに登録有形文化財(建造物)の方向性と合致するもので、冷泉荘としては今回の登録で活動が制限されたりすることはほとんどなく、これまで通り、保存と活用の両立を目指しながらがんばっていくことができます。
冷泉荘の活動方針も含めて、登録される見込みへと進んでおりますので、今後も冷泉荘は基本的にこれまで同様に歩みを続けていければと思っております。
築100年めざしてこれからもがんばりますので、みなさま今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
また、福岡には冷泉荘よりももっと登録されるべき建物、壊されるべきではなかった建物もたくさんあるのでは、、、というお話も聞きましたが、本当にその通りだと思います。「登録有形文化財(建造物)」は、まずは所有者側から市や県へ相談にいくところからはじまります。登録の基準は、
”建設後50年を経過し,かつ,次の各号の一に該当するもの
(1) 国土の歴史的景観に寄与しているもの
(2) 造形の規範となっているもの
(3) 再現することが容易でないもの”
となりますので、これらに当てはまることが条件にはなりますが、おそらくかなりの数の建物が登録の基準を満たしているかと思われます。建物を長く大切にしていきたいという方がいらっしゃいましたら、まずは文化庁のサイトをご覧くださいませ→https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/
話は少しそれますが、冷泉荘運営会社のスペースRデザインでは、ただいま新たな仲間を募集しています。
冷泉荘のようなビンテージビル・レトロビルに関わる仕事で、リノベーションディレクターと不動産マネジメントスタッフを募集しています。詳しくはこちらをご覧くださいませ→ https://www.space-r.net/recruit
今回の登録(見込み)に関して、テレビ・新聞とたくさん報道していただいており、光栄です!
こんなにたくさん報道されたことがないので、びっくりです!
下記、報道していただいた各社さん(順不同、見つけきれていないところありましたら申し訳ありません!)
本当にありがとうございます!
文化庁
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94084201.html
RKB
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkb/1305269?display=1
TNC
https://news.tnc.co.jp/news/articles/NID2024071921900
KBC
https://kbc.co.jp/news/article.php?id=13139056
NHK
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20240719/5010025025.html
西日本新聞
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1236626/
読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240720-OYTNT50058/
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240720/ddl/k40/040/244000c
朝日新聞