ギャラリー企画「喰い山」第1弾マップができあがりました

8月に冷泉荘ギャラリーの壁を利用して展示・展開された「喰い山」。

食べ歩き・はしご酒を通じて改めてまちや人とふれあい、博多や福岡の魅力に深く入り込んでもらえたら、と思って企画しました。特に博多は人情のまち、と形容されることもあるように、まちを見ながら歩いていると、たくさんの人に話しかけられます。こういう性質こそ、博多!そう思います。

さて、その人情に少しでも触れられれば、と自分のためでもある企画「喰い山」。壁一面に、博多〜福岡のまちの絵地図を描き、その地図にお店や食べ物の情報を追加してもらいます。さらに、それらのお店をつないで「食べ歩きのコース」を作ります。コースを作り、展示として多くの人々とコースを共有することが本展示での目的です。

喰い山の絵地図は、九州産業大学 デザイン研究会の方々(松下美亜さん、茶谷枝里子さん、片渕俊平くん、田川理香子さん、堀之内健人くん)に描いていただきました。まさに壁一面!じかに、クレパスやパステルで描いていきます。紙の地図、iPadの地図アプリ、両方つかってどんどん描いていきます。

作業は夜までかかり、そして完成。

できあがってわかってきたことですが、かなり簡略化された「絵」の地図ですので、どうしてもすんなり地理を把握できません。ですので、場所を知りたいとき、かえってじっくりと地図をみる必要があります。

「博多駅からここをこう通るとキャナルシティで、こっちが商店街だから…」「いえいえ、こっちですよ」というように、自分の記憶と照らしながら地図を見ていきます。新たな場所・お店を教えるという企画の主旨だけでなく、地図を楽しむことが自発的に行われる、そんなステキな地図だったと思います。

さらに、地図があいまいであるからこそ、「喰い山」で知ったお店にたどり着くのは難しくなっています。つまり、”迷子になること”があえて導かれていると言えます。迷子になったとき、自分の今いる場所がどこなのか、周りには何があるのか、はたしてどんな道を通ってきたのか、などと風景や周囲の状況を知ろうとします。そのとき、ふと今まで気付かなかった”何か”に気付く、そんな体験をしたことがあるかと思います。探しているときにみつからないものが、全く関係ない別のことをしているときにふと、その存在に気付く。そういう体験。迷子になるからこそみえてくるまちの景色、まちの人、まちの音。日常からほんのすこしだけはみ出た鋭敏な感覚へと、こっそりつなげてくれる、喰い山の地図はそういうものだったのではないかと思います。そして、みているだけで楽しい地図。すてきな地図を本当にありがとうございます。

「喰い山」の企画では、来ていただいた方々にも、地図や絵の追加、お店情報の追加、コースの考案・追加をしてもらえるようにしておりました。実際は、地図をみているだけで楽しいので、なかなかコースを考えるところやお店の追加にまで手が進む方は少なかったです。そのあたり、もし次回喰い山があるのなら、もっと工夫が必要だなと感じた次第です。来ていただいた方は、地図や、やろうとしていることに共感してもらい、ぜひ残してほしいとの声もありましたので、なんとか定期的に開催していけたらと思っております。

メモ紙に書かれたお店の情報を、ひもでつないでコースを表示しています。

交差していて、これを追いかけるだけでも楽しい!

さて、写真ではなかなか伝わりにくいですし、さっきの迷子コンセプトとは若干ズレてしまいますが、プリントして持ち歩けたら便利だとも思います。そこで、これらの情報を落とし込んだマップを作成しました。

全体のPDFファイルはこちら→「喰い山マップ」

まずは全体マップ。

コースは5つ、最終的にできあがりました。

・管理人のランチコース

冷泉荘の管理人として、火曜以外は毎日ランチにでかけています。あるときのランチコースです。

月:川端どさんこ 水:博多天ぷら たかお 木:坦々麺しま屋 金:ちんや 土:ブラジレイロ 日:RILL BAGEL

・九産大女学生 冷泉コース

博多祇園鉄なべ、わっ、益正、中洲屋台横丁。これら4つをときにははしご、ときには連日で利用することもあるとか。。。学生が喜びそうな、ガッツリ系飲みまくりコース!

最後はまとめて3つのコースを。

・九産大女学生 大名△コース

やはり天神や大名で飲むことが多いそうです。そこで、大名コースも考えていただきました。

炊き餃子 池田屋、情熱酒場、陽なた屋。これら3つをハシゴ!

・「食道」コース

冷泉荘2階の”食道よこちょう”さんがオススメする、よこちょうさんのお友達コース。よこちょうさんの生き様や女性関係???の噂、博多の歴史まで、ありとあらゆることが学べます。最も覚悟のいるコースです。

櫛田神社でお参り→木屋でかしわ飯をたべ→焼鳥にほん晴れ、だっ家、たろーんとこへと流れていき、最後はカクテル屋台BAR えびちゃんでしめくくります。

・博多駅周辺ぶらぶらコース

九産大のデザイン研究会のメンバーが行ってみたい!といったことないコースを中心に選んだ博多駅周辺のコース。さらに、他の来客者からもいくつか情報がコースに追加されてすごいボリュームになった博多ぶらぶらコース。

ぼくは多牛大好きなので、このコースはいつかめぐってみたいですね。それぞれがガッツリなお店なので、何日間かかけてゆっくり巡るコースです。

月:さかな市場 火:目から太陽 水:夢市門 木:多牛 金:牛もつ鍋おおいし 土:炭焼豚肉食堂 (本当は日曜日として”あじ菜”が描かれてましたが、残念ながら最近閉店してしまったようで省いております。)

それぞれの2店目として、帰りがけに博多デイトスで、立飲み「よかたい」・焼鳥「司」・まるとく食堂に行ってみてはいかがでしょう。

・最後は、その他。コースには入っていなかったけれど、オススメなお店たち!!このあたりで飲んだとき、2件目として、あるいはここを出発店として食べ歩きコースにでかけてはいかが?

ベイサイド・プレイス、スパゲッチパブみその、みやけうどん、あかちょこべ、まさかど、せいもん払い、ポムの樹、ぼんちゃん、味の正福、つきよし、そして冷泉荘の韓国家庭料理hana.、食道よこちょう。

もっともっといろんなお店を知りたいですね!この展示以来、歩いているときはいつもお店をみるようになってしまいました。さて、今日はこれから何を食べようか。。。ッ!

(以下、みなさんに書いていただいたお店情報をスキャンして掲載いたします。)

(以上、順不同・敬称略)

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