【終了】もっと日本文学! 小説がみるみる楽しくなる読書会 in 冷泉荘

文学、小説はコムズカシイものではなく、本当はおもしろいもの。では何がおもしろいのか? 国語の授業とは一味違うやり方で、それを一緒に解き明かしていきましょう。

読書は、自分の世界に浸るのもいいけれど、みんなで読むことで豊かさがグンとアップすることも。そんな体験、試してみませんか?

第2回は井伏鱒二「山椒魚」を一緒に読みましょう。

岩穴から出られなくなってしまった山椒魚の物語ですが、この作品を読んだ太宰治が、井伏は天才だと感動し彼の弟子になると決意したという、名高い名作です。

一見、童話のように見えながら、実はハイテクな小説技法が駆使されており、また、発表から50年以上経ってから作者によりラストシーンが削られたことから物議を呼んだ小説でもあります。

そんな井伏のハイテクな小説技法の一端や、ラストシーン削除の意味に迫りたいと思います。

*「山椒魚」は、可能であれば新潮文庫版を読んできてください(ラストシーンが削除されないまま掲載されているため)。ない場合は、お手持ちのもので構いません。

□日 時:2019年9月9日(月)19時〜21時(18:30〜受付)

□場 所:冷泉荘 B棟1階 2コ1多目的スペース

(福岡県福岡市博多区上川端町9-35)

【アクセス】

福岡市営地下鉄中洲川端駅5番出口より徒歩5分

西鉄バス川端町博多座前徒歩5分

冷泉公園と川端商店街の間の細い路地に入る

※駐車場はありません。

https://www.reizensou.com/access/

□講 師:野田康文(近代文学研究者・文芸批評家)

□参 加 費:1500円、学生1000円(お茶菓子付き)

□内 容:小説を読んできてもらい、参加者の皆さんの感想を活かしながら、小説の読みを楽しく深めていきます。できれば、事前に作品を読んできてください。文庫本でも、Kindleでも青空文庫でもなんでも可。

□申込方法:原則事前申し込み制。座席に余裕があれば当日参加も可能

お問い合わせ・ご連絡は、Facebookメッセンジャーか以下のメールアドレスまでお願いいたします。

kobunsha.sky@gmail.com

【詳細】 https://www.facebook.com/groups/608799739618049/

□第3回予告:2019年、10月4日(金)19時〜21時(1830〜受付)

講師:野田康文(のだやすふみ)

日本文学研究者・文芸批評家

1970年生まれ。大学で日本近現代文学、西洋文学を講じつつ、『新潮』『群像』『早稲田文学』など、文芸誌に寄稿。2015年、『子午線vol.3』にて小説家・金井美恵子との往復書簡が掲載され、同年、講談社文芸文庫『金井美恵子自選短編集 エオンター自然の子供』の解説を手掛ける。2016年、日刊ゲンダイで連載した『人生ナナメ読み文学講座』(5月〜7月)では、日本の代表的な近代文学作品を取り上げ、作品のメッセージを読者にわかりやすく解説し、好評を得る。

小説の創作方法を明快に分析することを得意とし、文学講座の講師、講演も行う。

著書『大岡昇平の創作方法』(笠間書院)。現在、福岡大学非常勤講師。

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