冷泉荘日記

黄金町バザールでエオリアン・ハープを設置してきました

2011/8/24

ぼくも大好きなドラマ「私立探偵濱マイク」の舞台としても知られる横浜・黄金町。ぼくが指輪をたくさんつけるようになるきっかけがこのドラマだったような気がしますので、黄金町をいっぱい堪能するぞー!と意気込んで、あえて何も調べずに行ってきました。

 

さて、黄金町の景色をいっぱい写真にとってこようと思っておりましたが、肝心のエオリアン・ハープが思った以上にうまくいかず、それどころでなく文字通りエオリアン・ハープのことしか考えない日々を黄金町ですごしてきました。まちの写真はまったくありませんが、せっかくですので黄金町の紹介とともに日記として一旦記録を残しておきます。

 

大規模な特殊飲食店街であった黄金町は、いまはそのままの見た目のまま中身がアートのまちとして生まれ変わってきています。まち全体がリノベーションされているといった状況です。実に生生しくもある間取りをそのままアーティストの小部屋や事務所 などに変えており、1軒のなかに入り口が4つもあるような建物が続きます。そうした建物はそのままに、高架下にスタジオや 広場を作り、新しさと特殊さが入り交じった町がひろがっています。この状況の中で、福岡で「ミュージアム・シティ・天神」やギャラリーアートリエをしかけていた山野真悟さんがディレクターを務め、黄金町バザールが開催されています。2008年よりはじまり、今年で4回目です。アートを生み、育む、まち。まちもまた、アートによって彩られ、すこしずつ変わっていきます。相互に溶け合い、影響し合うアートとまちの関係を築いていく。そこに経済活動や外部からの滞在をまじていくプロジェクト、黄金町バザール。まちにとってアートは何なのか、アートにとってまちは何なのか。そもそもそれらは切り離せるものだったのだろうか。さまざまな疑問のひとつの答えが、ここにあり、さらに模索されています。

*黄金町について、詳細はこちらをご覧ください

→ http://www.hamakei.com/column/180/ http://www.koganecho.net/koganecho-bazaar-2011/info/info01.html

 

さて、大学の先輩が、さまざまなアーティストの作品をきちんと許可や助言をもらいながら自分たちで再現してみることで、作品や音の現象を体験する「生成音楽ワークショップ」という活動をしており、その次のテーマとしてエオリアン・ハープを選びたいとのこと。しかも舞台は黄金町。横浜は風も強いので、ぼくも楽しみに訪れました。

 

橋!川の上を走る風!!これはいい風がいっつも吹いていますね!

 

みんなの憩いの場、竜宮旅館!楳図かずおさんを思い出すようなカラーリングと、旅館的な和風の入り口が絶妙にマッチした入り口。中もいい感じです。奥にはちょっとしたギャラリーも。働いている方々は、天神パークビル1階のエントランス・カフェで少し前に働いていたコバトさんにすごーく似た方々がたくさん。。。

この旅館のすぐ前のおうちの展示は……なんと!「筑豊スカブラ市場」!!akioworks徳永さんや前・管理人の山本さんたちが筑豊の展示を行っておりました!

 

そして、エオリアン・ハープ。展示会場は高架下スタジオの上。高架のすぐ下!これはいい風が吹き抜けそうだ!

。。。と、思っていたのですが、これが難航。

確かに、ときどき良い風は吹き抜けるのですが、建物にぶつかって風が乱れているよう。思ったよりも鳴ってくれません。

そこで、左上の写真のように、釣竿を伸ばしたような感じで簡易エオリアン・ハープを出してみると、、、鳴る!

高架下と屋根で整流されていそうでしたが、川から逸れてきた風、電車の巻き起こす風。これらが建物でぶつかって乱れているようです。

なかなか鳴ってくれません。整風版を取り付けるなど、工夫をしています。さてさて、会期中、どのくらい鳴るのでしょうか?

あとは、良い風が吹き抜けるのを待つばかりです。楽しみですね!

設営最終日には花火も打ち上がり、エオリアン・ハープといっしょに記念写真。

 

また近々、黄金町に行って作品の最終調整、まちの見学をしてきたいと思っています。

今回は単なる報告といった感じですが、次回はもっと雰囲気をお伝えできるでしょう。お楽しみに!


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名古屋大仏:管理人、実家に帰る

2011/8/23

お盆なので、ひさびさに実家・名古屋に帰ってきました。

お墓のある宿縁寺では、夏祭りが行われており、そこにハワイアン奏者として活動している弟が毎年出演しています。

お寺とハワイアン、フラダンスの組み合わせが、不思議だけれどもゆるーい雰囲気がお祭り気分を高めてくれます。

しかも、ハワイアンの前には、大正琴の演奏。演目は童謡をベースにゆるーい曲が続きますが、なんと炭坑節も!

ゆるさと、4パートに別れた大正琴のアンサンブルが、炭坑節をなんだか豪盛な雰囲気になっておりました。思わず大興奮。

 

さて、せっかくなので、名古屋のちょっと不思議な感覚をご紹介しましょう。

まずは、大仏。名古屋に大仏があることをご存知ですか?

地下鉄・本山の駅を出てちょっと歩くと。。。せ、背中が!!

 

おおお。。。

 

緑!!!

唇は金色!

 

昭和62年に完成と、新しい大仏です。しかも、最初は灰色な石のカラーリングだったのですが、2006年に塗り替えられて鮮やかなグリーンに(笑) 名古屋はグリーンシティを目指していますが、その精神がここにも現れて。。。いるのだと思います。

圧倒的な緑!このカラーリングが話題となって、ほとんど知られていなかった名古屋大仏は、今では雑誌「ワンダージャパン」などが好きそうな方々が観光に訪れる場所となっています。ぼくが行った時も、10人くらいの学生さんたちがわいわいとやってきて、その強烈なカラーリングと存在感に圧倒されていました。

 

さてさて、名古屋の面白さは他にもあります。

ぼくも大好きな大須。電気、サブカル、下町が同居したような、秋葉原的大阪空間とでもいいましょうか、とても居心地のいいところです。

大須は、基本的には商店街。大須観音も近くにあり、商店街の案内もストリートなタギングでビルに表現されているようなところ。ラーメンのあとにはソフトクリーム!な「すがきや」の和風とんこつスープのラーメンフォークはスプーンの先にフォークがついたキテレツながらも意外と便利なスプーン(スープと麺が同時に楽しめます。ぼくは旧デザインの方が好きですが。。。)。サイケデリックなアングラポップ感がすばらしいTHE OTHERの店に寄ったり、ブランド古着屋さんやコメ兵で服を探したり。いろいろとごちゃまぜで、楽しいところです。

大須でいつも気になってしまうのが、写真右上の信号機。かっこいいです。知らないと信号に気づかないので、普及はしていないようですが、システマティックでレトロフューチャリスティックな感覚のある、好きなデザインです。

 

名古屋、少しだけでしたが、ちょっぴり名古屋な感覚を取り戻してきました。

ぼくのルーツはやっぱり名古屋だなぁ〜と、思い起こされる帰省でした。

 

みなさまも、機会がありましたら名古屋、ぜひ足を運んでみてください!

 


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月光亭落語会写真展&ヤマシタリョウ 夏の眼鏡展、7/31まで開催中!

2011/7/27

現在、冷泉荘ではすてきな展示が2つ、行われております。

ひとつは、福岡の人気劇団・ギンギラ太陽’sの女優さんたち、立石義江さん(月光亭愛眼)・上田裕子さん(月光亭百幸)・杉山英美さん(月光亭久留米)・古賀今日子さん(月光亭春吉)が勢いで立ち上げた落語家一門「月光亭」。これまでの”おためしの巻”と”ことはじめの巻”の2回の落語会の様子を、写真家・藤本彦(げん)さんが追っています。そしてギンギラ太陽’sではまだ写真展が行われていないのに、はやくも月光亭の写真展が開催です。これまでの経緯がすべてわかってしまう、立石さんたちがおっしゃっていましたが、シングル2枚しか出していないのに、はやくもベスト盤をだしてしまうアーティストのように全力疾走です。

 

さらに、なんとも豪盛なことに、オープニングパーティーや月光亭茶屋など、写真家や落語家ともゆったりお話できちゃうイベントが盛りだくさん。30日には、短編落語会+写真家・彦さんのトークライブまで楽しめちゃいます。この日記を書いている時点では、残席ほんのわずかにありますので、ぜひともー!!という方はお急ぎお申し込みください。(イベントの詳しい情報はこちら→ http://www.reizensou.com/event/gekkotei_gensan/)

ポストカードもあります!詳しくはA12号 冷泉荘事務局まで。

 

 

ぼくは落語をほとんど聞いたことがなく、月光亭の我流との落語が初めての落語体験になっています。枕では、月光亭愛眼ねえさんはとくにそうですが、今の体験話などが語られます。そして、そこからほとんど途切れることなく落語の世界へ導かれます。お酒で失敗しちゃって。。。というお話を聞いていたと思ったら、いつの間にか昔の人のお酒の話になっていた、というように、地域や時代をいつの間にかクロスオーバーしていく感覚があります。能は夢と現実の狭間に連れて行かれる感覚がありますが、同じように、特殊な時空間へと連れていかれながら、逆に自分や自分の住んでいる地域をそこに折り重ねておはなしを楽しんでいく。そこがとても面白いです。しかも、その落語が、さすが女優さん方、演劇的に繰り広げられるのです。そのため、パラレルワールドとしての落語世界にぐいぐい引きこまれてしまいます。これは楽しいです。。。ハマってしまいそうです。

 

 

さて、もうひとつ、すてきな展示が冷泉荘では行われております。A棟3階・アトリエ穂音にて作家・ヤマシタリョウさんによる「夏の眼鏡」展が開催中です。

仏像が眼鏡をかけたら。。。??? あるいは、これをかけたらウルトラセブンのように仏像的にパワフルな姿に変身できちゃうかも。。。???な気分になるような、そして、それでいてどこか気が落ち着いてくるような世界が広がっています。

 

7/22(金)には、納涼会が開催され、アーティスト・ヤマシタさんのトークも行われました。詳しくは、ヤマシタさんの作品展を同時開催中のオプティカルショップ・4-ADさんのホームページ(http://4-ad.jp/oo/megane6043/)に掲載されておりますが、奇抜な形をした、芸能界では竹中直人さんがかけてたりしたら似合っちゃいそうな(実写版・忍たま乱太郎ではヤマシタさんの眼鏡が使われているそうですが、なんとやはり竹中直人さん出演しています!)眼鏡たちが生まれてくる経緯などが話されています。

なるほど、釘を打つときのための眼鏡、朝食のための眼鏡など、そういった生活の一部に、まるで料理をいろいろなカトラリーを使い分けて楽しむような眼鏡の形。仏像など、和を印象づける眼鏡たちですが、万能な箸とは違い、むしろ西洋的な道具の感覚がこの眼鏡にはこめられているのかもしれません。

 

オノ・ヨーコの作品に、釘を打つための絵、空をみるための絵、など、行動を促し、想像をかきたてる、想像の世界で遊ぶような作品があります。この眼鏡は、オノ・ヨーコ作品にふれたときのような感覚があります。面白い形だ、という以上に、これをかけたらどのような世界が広がってくるのか。眼鏡部分がリボルバーのように回る眼鏡など、まるで弾を打つように視線が変わってくるのだろうか、など視覚の想像が楽しめます。造形的な美しさや凄み、存在感などもあって、「かけられない」眼鏡が、逆に視覚の拡張を促すような想像力をかきたてます。

仏像も想像の世界が具現化してきたようなものですが、この眼鏡も、そうした力を帯びているような気がします。

 

また、眼鏡はもはや仮面と同じように、別の姿へと変える・自己を変革する力をもっているように思えます。なるほど、そうなると、もはやこの眼鏡は仏像的な存在と同じような状況を生み出しているのか、と思えてきます。

 

4-ADさんでも同時開催されていますので、今度はそちらも観に行きたいと思います。ヤマシタさんの眼鏡が、日常的にかけれる存在となると、どうなるのか。その答えは、4-ADにあります。これは気になります。

 

 

展示期間の終了日まで、どちらもⅠ週間を切りました。気の静まるような眼鏡の展示、テンションの上がっちゃう月光亭写真展!どちらも、観ないと損しちゃいますよー!31日(日)までです!


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ありがとうございました。

2011/7/18

お久しぶりです。

元、冷泉荘副管理人ハマダです。

twitter等で、杉山さんからお知らせがありましたように、この度、冷泉荘でのお仕事を終了させていただくことになりました。

今後は、自分の夢や目標に向かって本格的に努力していく次第です。

大学時代、就職活動で目標を失った自分を受け入れてくれた、吉原住宅有限会社&株式会社スペースRデザインには本当に感謝していますし、管理人杉山さん始め、この冷泉荘で出会えた皆さんとたくさんの時間を共有することができて幸せでした。

 

冷泉荘との出会いは、おそらく3年前、大学2年生の頃だったように思います。

当時お付き合いしていた女性に連れて行ってもらったことが初めての出会いでした。

その時に『すごい建物だなあ、こんな所に住みたいなあ。』と思ったのを覚えています。

住むための建物じゃないと知った時は、本気でがっかりしたくらいです。笑

その1年後、縁あってか、B24号室に入居することになったMEPhotoGalleryの立ち上げメンバーとして参加することになり、憧れの冷泉荘入居者になっていました。

そして時はたち、東京進出に失敗して夢を見失い、ボロボロになった自分を、今度は副管理人として、冷泉荘は迎えてくれました。

 

僕はとても不器用ですし、少し悩みやすい一面があったりします。

風当たりに弱く、すぐ負けます。別に何とも戦っていないんですが、色々なものに負けそうな時ってあります。

冷泉荘は、そんな僕を少しずつ、ほんの少しだけ、強くしてくれた場所だと思います。(今もかなりの弱々ですが…)

 

MEPhotoGalleryに参加するまでの僕は、自分の作品(今更ですが、僕は写真作家として写真集を出す事が夢です)を外部に発表することが怖かった。人に見せて否定されることを恐れていました。だけど、そんな僕が個展を開き、批評を受ける事ができた。少しずつ自分と作品に自信がでてきて、作家としてのプライドと向上心が生まれました。今だって、他のことには『はいはい、すみません。』と何も言い返さない(せない?)僕ですが、写真に関しての話では、簡単に譲ることはありません。今は本当に写真することにプライドを持っています。

 

副管理人としては、社会の中で生きるとはどういう事なのか、自分はこの先どうやって生きて行きたいのか、知ることができました。社会ではもっと自分をうまくアピールしていかないと生き残れないということを知ることができました。その方法を知ること、その言葉を知ること、そして何よりも自分に自信を持つことだと思いました。

 

不器用だから、だからこそ少しずつ考えながら進めるように、これから自分の事を疑わずに、信じて前へ進めるように、冷泉荘が少しずつでいいから強くなれと、教えてくれていたんだと思います。

 

だけど、これから先もずっと少しずつでは、どんどん遅れていってしまう。(なにかから。きっと理想とかそんなところでしょうか。)

だから急いで、先を目指そうと思ったんです。

遠回りして、少し強くなった自分なら、追いつけると思います。(なにかに。きっと理想)

 

かくかくしかじか、冷泉荘と、吉原住宅、僕と関わってくださった全ての皆様、本当にお世話になりました。

これからの自分の人生で、忘れる事のできない場所、時間になりました。ありがとうございました。

 

#最後に杉山さんとのツーショットを。僕のために送別会をしてくれました。人生で初めての職場、本当に良い先輩に恵まれて幸せでした。会社の先輩方も素晴らしい方ばかりで、全く期待に応えられない僕を、それでも気にかけてくださいました。救われました。素晴らしい会社で第一歩を踏み出せて本当に恵まれた社会経験だったと思います。

 


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アクセサリー展のファンタジックな世界観が心地いい

2011/7/07

7/7,8(木・金)と、株式会社キュースタさんのe-acce. アクセサリーマスターコース4期生卒業作品展「カフカスタイル『変身!』」がB棟1階にて開催中。展示1日目となる7日のおわりごろに見学に行ってまいりました。

 

 

 

パッと雰囲気がファンタジックに変わります。にぎわっていますね!

今回は、現在開催中の写真展と隣合わせであり、壁で隔てることなくどちらの世界にも行き来できます。ぼくはフィルムにこだわる作品がならぶ写真展側から入っていったのですが、どことなく静かで奥行きの世界に引きこまれそうな佇まいの写真展から、いきなりはなやかでファンタジックな世界にかわる、その感覚がとても心地よかったです。そして、すてきなみなさんからのおもてなし。和室では、おいしいお茶もいただけてしまいます。

 

今回のアクセサリー展、3つの島があります。砂浜のような島、海の上に浮かぶ流木のような島、砂漠にそびえるシンボルがある島のように感じられます。特に、そのうちのひとつは「横からみると女性みたいでしょ」とおっしゃられたように、ウェディング・ドレスを着た女性の姿にみえます。

 

ぼくはフランツ・カフカを読んでいないので、展示風景やアクセサリーからカフカや変身を結びつけてとらえることはできませんが、村上春樹の海辺のカフカというタイトルにあるように、今回の展示が島や海のような印象を与えるのは、春樹的な解釈がはいっているのかもしれませんね。

 

なお、アクセサリーの展示・販売だけでなく、アクセサリー作り・プリザーブドフラワーのワークショップも開催されております!こちらは写真を撮りそこねてしまいましたので、また改めてご報告したいと思います。

アクセサリー展「カフカスタイル『変身!』」は、8日まで!

とってもすてきな空間になっておりますので、みなさまぜひ足をお運びくださいませ!

 

 


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