WATAGATAアーツフェスティバル2013関連展示「ユン・ピルナム展 – 道を読む」@冷泉荘ギャラリー

韓国と福岡をアートのネットワークでつなぐ、WATAGATA(ワッタガッタ)。行ったり来たりという意味の言葉のとおり、一昨年は福岡、昨年は韓国、今年は福岡と、アーティストが行ったり来たりすることでさまざまな交流が生み出される、相互関係型の開催を行っているWATAGATAアーツフェスティバル。建物の可能性を探るような作家・作品も多いこともあり、一昨年につづいて冷泉荘とNPO法人 福岡ビルストック研究会も協力・後援をしています。

(WATAGATAアーツフェスティバル全体の詳細はこちら:http://watagatainfo.wordpress.com

一昨年は3作家が冷泉荘ギャラリーや冷泉荘のあちこちに作品をしかけておりましたが、今年は冷泉荘ギャラリー内に絞り、静かに展示が行われました。タイトルは「道を読む」。建物の中が路地化しているともいえる冷泉荘に、この作品はとても似合います。道を読む。非常にイマジネーションがかきたてられるタイトルです。道を読む。冷泉荘にはじめてくる方の多くは迷ってこられますが、そうした道の迷いから生じる、わからないからこそよく道をみる、というところにも通じるのではとも感じる、本当に刺激的なタイトルです。それが、辿り着いた先の冷泉荘で、静かに作品が飾られている。

ユン・ピルナムさんの作品は、エッシャーの不可思議な絵のような、それでいてどことなく風景のような牧歌的な雰囲気も感じさせる刺繍の作品です。ちいさな人形がところどころにまぎれこんでおり、よりいっそう風景のような感覚を生み出します。そして、タイトルから、なるほどこれは道なのかと感じる。

この中で、とても際立つのが彼の存在。空中に座って、頭そのものがまっくろに混線した道となっているようです。人が生み出す繊維、髪の毛もまた、それぞれがぼくたちの道の可能性なのかもしれない。そう考えると、パンチパーマの人は実に興味深い道を歩んでいるような気がして楽しくなってしまいます。

道。きれいであたたかさも感じる刺繍の糸が複雑に絡まる、なるほどこれも道なのかと道の多様性を感じる素敵な展示でした。

さて、今週末は、冷泉荘全体の学園祭的・オープンキャンパス的イベント「れいぜん荘ピクニック」です。10月26日・27日(土・日)の11:00〜18:00ごろに、冷泉荘内のあちこちでいろいろなイベントが開催されます。

れいぜん荘ピクニック2013・秋:http://www.reizensou.com/event/reizen_picnic2013fall/

ユン・ピルナムさんの展示で感じた冷泉荘の「道」を意識しながら、ぼくも皆さんをたのしい冷泉荘ツアーにご案内できたらと思います。

管理人とまわる冷泉荘ツアーは26日・27日ともに12:00/14:00/16:00の3回、開催となります。冷泉荘が気になるという方・そういえば冷泉荘のあっちこっちは行ったことないなぁ〜という方はぜひご気軽にご参加くださいませ!

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