にぎやかにたくさんのイベントが開催される冷泉荘

8月は、服部真希さん油絵の個展「森夜のワルツ〜The waltz of midnight forest〜」、イトウメグミさんの刺繍作品の個展「ITOME ten HOBGOBLIN」と、冷泉荘ギャラリーでの展示が続いておりましたが、9月に入ってからはインディペンデント映画祭、まちなかアート・ギャラリー、NPO法人ドネルモさんのクラシック音楽企画「カンマームジーク・プロジェクト」、杉内玄徳主催のよりみち文化塾、九州大学芸術工学部公開講座「絆の環境設計」がはじまるなど、映画・芸術・音楽・よりみち・学びとさまざまなムーブメントが冷泉荘にて発信されています。

ドタバタな日々で、更新がまとめてになってしまいましたが、少しだけ振り返りたいと思います。

まずは、福岡インディペンデント映画祭(http://www.fidff.com)。アジア美術館・あじびホールと冷泉荘での同時開催です。6日間、非常にたくさんの映画が上映され、500円のフリーパスで何作品も楽しめる、とても充実した映画祭です。ぼくも「人喰いメイドと殺人ナース」「へんたい」「色声」「狂々スタント狂想曲」「ココロノオト」を観まして、もっともっとたくさんの作品を観たかったですが(特に「Undead Dragon~死霊遊戯~」や写真の女の子が妙に気になる「ガーディアンファイター2」の玉井雅利さんの作品は気になります)、なによりすぐお隣が突如映画館になる、という体験はとても心踊るもので、観に行けずとも漏れ聴こえる音から映画を想像するだけでとっても楽しい日々でございました。

来年もぜひ、冷泉荘でも開催していただきたいものでございます。

そして、映画祭がおわってすぐはじまった、まちなかアート・ギャラリー。福岡市主催による、博多から天神までの間のあちこち、まちなかをキャンバスとして作品が展示・制作されるアートイベントです。冷泉荘も、第2回から会場協力をしており、今回は釜山のアーティスト、カン・ヒランさんの作品展示が行われました。

白いキャンバスそのものを素材とし、キャンバスのさらに奥、あるいはキャンバスのなかにミクロに存在する隙間のなかにすいこまれるかのような、蟲を探したくなるような作品です。蟲師の世界に迷い込んだような、静かな感覚を得られる作品で、冷泉荘ギャラリーの白いけれども古く、いろいろな痕跡が残る壁も作品の一部としてキャンバス化するかのようにみえ、とても興味深い効果を産んでおりました。

まちなかアートギャラリー開催中に、となりのお部屋ではNPO法人ドネルモさんの企画「カンマームジーク・プロジェクト」のお披露目会も開催されました。クラシック音楽界にも一石を投じるゆるやかで逸脱したアイディア満載の、まさに「クラシック音楽」そのもののための企画です。福岡の演奏家たちによる弦楽四重奏やアコーディオンなど、この日にも「つまみぐい的に」お披露目。代表・山内さんのアツいプレゼンも展開。10月29日(月)19:30〜箱崎水族館喫茶室にて「コスプレする音楽」、11月11日(日)15:00〜箱崎水族館喫茶室にて「気まぐれメランコリック」と題した演奏会が企画されています。どちらも、タイトルからツンツン好奇心が刺激されますね〜!

まちなかアートギャラリー開催中に、となりのお部屋で開催された杉内玄徳なる人物主催のよりみち文化塾 第4回。NPO法人ドネルモ代表の山内泰さん、アートニンジャであり芸術現場調整家の徳永昭夫さん、詩人の渡辺玄英さんといっしょにぼくも杉内玄徳さんには関わっています。第4回目は「興味津々、中国の磁場」と題し、話者:東誠トレーディング 代表取締役 植村 康男さん、聞き手:徳永昭夫さん (芸術現場調整家/福チャリスタッフ/冷泉荘A42)として、植村さんの中国での生活や仕事、友人のことなどを中心に、中国に惹かれる理由を伺いました。さらにゲストとして植村さんと一緒にお仕事をしている中国の方もいらっしゃり、「中国ではとにかく赤が大人気!」「贈り物として時計はNG」といったざっくばらんなお話から、お仕事の上での中国の魅力や苦労したところなどをこまかくお話いただけました。とてもおもしろく、話題もヒートアップ、第2弾が開催されるといいなぁと思っております。

そして、10月からは毎月第2木曜日ごろ(12月は第1木曜)、計4回の九州大学芸術工学部公開講座「『これまでの絆』から『これからの絆』へ  ― 環境設計から考える『絆』の編み直しかた」がスタート。第1回目は「Ⅰ  地域・アクティビティ・絆―場所に生きる―」と題して、建築のモノ化・私有化から、そこで生きる人々の関係性を空間に折り込み、人々のあらたな絆をつくる建築へ。南アジアの調査や建築ワークショップの実践例からのお考えをお話いただきました。残念ながらぼくは参加できず、参加された方の「とにかくすごかった」という感想をきくのみで、なんとも表現できないのです。残念。今回の講師は、谷正和先生(芸術工学研究院環境・遺産デザイン部門准教授)、田上健一先生(芸術工学研究院デザインストラテジー部門准教授)、鵜飼哲矢先生(芸術工学研究院デザインストラテジー部門准教授)、コーディネーターは土居義岳先生(芸術工学研究院 デザインストラテジー部門 教授)という豪華な回でした。

次回は11月8日(木)19:30〜、「Ⅱ  都市・芸術・絆―モダニティ―」(http://www.reizensou.com/event/kid_kizuna02/)。「近代の理念、そこにおける人とモノの関係、人と人の関係、つまり近代の絆が、近代化のプロセスの中でどのように変質していったのか。そしてその変化に建築、アート、哲学はどのように反応したのか。近代主義に対抗した様々な文化の営みのうちに、硬直化してしまった絆を解きほぐし、編み直すきっかけを探ります。」とのこと。楽しみでございます。

本日から冷泉公園にてオクトーバーフェストもはじまり、「アインプロージット」とたのしい歌がずーっと流れてそわそわしてしまう日々がはじまります。冷泉荘でも、そわそわなオクトーバーフェスト最終日には「あおぞら市」、31日にはよりみち文化塾第5回「”ないぶひばくよぼう”を流行らせ隊♪」、11月1日にはakioworks+TETRA GRAPH3周年記念パーティ、11月8日には九州大学芸術工学部公開講座、11月17,18日は冷泉荘全体のおまつり「冷泉荘ハイキング2012」、11月 30日からは筥崎現代音楽祭+九州大学リベラルアーツ講座による高橋アキさんのプリペアド・ピアノ・リサイタルと、とても大きな経験を得られるイベントがめじろ押しです。

今月、来月も、冷泉荘のムーブメント、みのがせませんよ〜!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする