ターンテーブルのある事務局

冷泉荘事務局のあるA棟1階のA12号室は、耐震補強工事を経て無骨さがカッコイイ、耐震ブレースが室内にむき出しでインテリアとして組み込まれています。

無骨さのため、外側に設置されることの多いブレースですが、室内にドドーンと存在することで、空間がピシっと引き締まります。今回の工事で耐震工事デザイナーとして活躍した北嵜リノベーション課長とともに、こだわりぬいたカラーリング。何気ない紺色にみえますが、光の当たり具合でマットな雰囲気が漂うように、綿密な相談を繰り返しています。結果、ぼくが大好きな色のブレースが、すぐ隣にある冷泉荘事務局です。

さて、工事の中心であるブレースに着目されることが多いですが、今回新しくなった冷泉荘事務局では、もう少し遊びをいれた、馴染みやすいけどなんとなくかっこいい、そんな雰囲気を目指しています。そして、ブレースの無骨さ・デザインを引き立たせるものとして、「ターンテーブル」を導入してみました。ぼくが大学受験直前に買った思い出のターンテーブル。DJになりたいと思いながら、ちっとも練習しなかった思い出のターンテーブル。リサイクルショップでジャンク品として売っていた格安DJミキサーも設置して、いつでもDJができる事務局となりました。

ブレースを背景に、レコードからの音楽を楽しみながら打ち合わせ。

冷泉荘の廃材楽器制作で地下にこもったとき、発掘されたEPもあります。

「鈴木みどり – ころがりついでのもう20歳」と「キャッツ・アイ – アバンチュール」が2枚。

バッチリ再生できます。

まだ18歳のみどりちゃんが歌う、ころがりついでのもう20歳、ヤサグレ感がすばらしいです。

かつての冷泉荘で流れていた音楽、ぜひとも新しくなった冷泉荘事務局に聴きにきてください。

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