ヘクセンハウスとヘンゼルとグレーテル

イヴ、クリスマスともに、冷泉荘にて過ごしておりました。

パーティに参加するでもなく、実は月刊冷泉荘の入稿や1月28日の巻上公一さんのボイス・ワークショップの宣伝フライヤーのデータ入稿など、Macをいじって静かなクリスマス。ときどき、YouTubeでボリウッドの映像みてテンションあげながら。。。

最近はめっきりインドな音楽ばかりかけてだんだんぼくの第2の家になってきている、そんな冷泉荘事務局ですが、クリスマスをここで過ごして楽しめたのは、きっとこのアイテムのおかげです。

冷泉荘バージョンのヘクセンハウス!冷泉荘の管理会社・吉原住宅/スペースRデザインのある天神パークビル1階のエントランス・カフェの店長後藤さんの作品です!後藤さんもかわいらしいですが、ヘクセンハウスもかわいらしい!きっと、たべてもおいしいんだろうなー♪

ヘクセンハウスは、ヘンゼルとグレーテルに出てくる、みんな憧れのあのお菓子のおうちで、「魔女の家」という意味だそうです。ドイツではよく作られているそうで、日持ちもするのでハロウィンごろにつくって、年明けまで飾り付けを変えながら楽しむ人もいるそうです。それはすごい!

うまく写真は撮れないのですが、実はなかに、ぼくがいます。管理人さん。

そう思うと、いっきに童話の世界に入り込んだ気持ちになって、すごくほっこりします。

さて、クリスマスも残りわずかになってしまいましたが、そのあとは、このおうちをたべてしまうのかどうか。

これが問題です。

ヘンゼルとグレーテルのように、当然食べてしまう。それがきっと正しいのだろうけれど、そうすると魔女が現れる気がしています。童話の魔女はたしか人食いで、まるまる太らせて煮て食べようとする、それに対するヘンゼルとグレーテルが指みたいな枝でやせ細っているふりをしたり火の見方がわからないなどと知恵で対抗する。この魔女がなんなんだか、昔からよくわからないんです。特に原作を読んだわけでも詳しく調べたわけでもないので、ぼくの思い過ごしなのかもしれませんが、ちっちゃいころからヘンゼルとグレーテルの魔女には疑問がのこってます。日本では鬼婆みたいに、強烈な奴が現れますが、この魔女は目が悪く、森に捨てられた子供が来るのを待ってお菓子の家の罠をしかけるのだけどそれにしては戦略がチープだったり、いまいち何者なのかよくわからないんです。その「何者かよくわからない」ところが妙に怖い。そして、最後はたしか「ところで、帰ったら母親も死んでいました」的なあっさり母親も亡くなっている結末だったような気がしますが、これが魔女と母親のつながり、あるいは呪いを感じさせる何かがある。魔女が母親に子供を捨てるように呪いをかけて、それを裏切る、あるいは魔女が絶命すると母親は死んでしまうというように。こうなると母親は完全に被害者なわけですが、そんな面倒なことしなくとも魔女ならさっさと町でお菓子の家の罠をしかけて子供をさらってしまえばいいと思うんです。そんなに飢餓状態にならずとも、子供なら釣られてしまいそうですのに。。。そう思うと、母親とのつながり説もいまいちしっくりきません。魔女の戦略が謎なんです。

だから、魔女のなぞめいた戦略の罠がしかけられている、そんなヘクセンハウスをぼくは食べていいのかどうか。

最近イマイチついていないことも多いので、昨夜から、ついついそればかり考えています。

純粋に、かわいすぎて、食べるのがもったいない、というのもありますけど☆

まだしばらく食べれずに飾っていそうですので、実物をみたい!という方はぜひ冷泉荘事務局まで!

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