東京レポートその1

東京のビルストックシーンを訪ねてきました。先ずは東京駅と東京中央郵便局。
東京駅は現在、戦争で焼け落ちたドーム状の屋根の復元工事中。
辰野金吾設計の建築当時が復元されます。


東京中央郵便局は1933年に竣工。日本の近代建築を語る上で非常に評価が高い為
に全面解体を免れました。上記東京駅の復元に伴い丸の内の景観を考慮し、外観を可能な限り保存して、
その後ろに接する形で高層ビルを建築する予定です。


 
都市としての発展を急いだ代償として、価値ある文化景観が失われたことは言うまでもない事実。
日本の首都の鉄道の中心である東京駅丸の内界隈が、日本の近代建築を語る上で欠かせない場所となるこ
とは、誇り高きことです。
福岡にも東京駅を設計した辰野金吾さんの建築があります。赤煉瓦文化館です。
通り・周辺も修景すれば、もっと臨場感溢れる通りと建物になります。

続いて向かったのは深川東京モダン館。
東京・門前仲町にある江東区の観光案内所/ギャラリーで、昭和7年に震災復興事業によって生まれた建物
を、「旧東京市深川食堂」を江東区が買い取り、リノベーションして観光/展示施設として活用しています。

え~っとモダン館までの地図地図とカバンを探りながら駅構内を歩いていると、前から走ってきた兄ちゃんと
ぶつかりそうになり、舌打ちされました。
なんて冷たいまちだ・・・と深川東京モダン館に到着すると・・・

みなさん暖かく出迎えていただき感激しました。

ここは地域の方々や観光客が交流し、共に魅力を探ることができる場所です。

スタッフの方々とお話をしていると、早速地域のお年寄りが古地図を持ってやってきました。
机の上には古地図の上に今の地図を書いたトレーシングペーパーが。
なるほど、こうやって透かしてみると東京の今昔がわかります。

この周辺はお祭も行われていて、立派な神輿が運行されています。
なんだか我が博多に近い雰囲気です。

続きはレポート2で!

冷泉荘管理人山本

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